助産師さんへ「妊婦さんを怖がらせるような説明をしないでください」 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。

「病院の妊婦健診で
助産師さんから
‘約8割の人が
会陰切開をする’と
言われて、とても
ビビッています」と

妊婦さんから
相談を受けました。

どうか
どうか
助産師ならば

妊婦さんを怖がらせるような
説明をしないでください


同じ事実だったとしても
「8割も切る」と
言うのと

「2割は切らないで
産める」とでは
受け取りかたが
変わります。

助産師なのだから
会陰切開をしないで済んだ
2割の人の傾向を
よく研究してください。

これこそが
「エビデンスをもとにした
医療」です。

お産は防ぎようが
ないことが
たくさん起こるとはいえ

でも、上手くいった人は
どんなことに
気を付けて妊娠中に
過ごしていたのか

妊婦さんたちが
それなら私でも
できる!と

夢と希望と
自信が持てるような
情報をあたえてください


ちなみに
私が個人産院で
働いていたとき

会陰切開率は
初産で10%ほどでした。

施設によって
こんなにも
差が出るのは
自然現象でなくて
病院の事情です。

働いている
助産師ですら
不必要な医療行為を
防ぐことができない
事情も分かります。

患者さんも会陰切開を
しないお産をしたからといって
余分にお金を支払うわけ
ではないですから

(逆に切開したほうが
保険がきいて
病院は得するかも…)

助産師ひとりが
頑張ったくらいでは
何も変わらないかも
しれない。

産婦さんへ、
どこの病院で
産もうとも
自分でできることが
あります。

妊娠中に
出産・子育てに対して
正しい「知識」を得て

「安定した感情」
「信頼できる人間関係」を
準備すること。

温めること。

身体を動かすこと。

紙ナプキンをやめること。

これだけでも
ずいぶん、変わります。

もし、おしもが
切れたとしても
妊娠中に準備が
できていれば
傷の回復が早いですし

産後も自分で
できることですから
ただ痛みを我慢しなければ
いけない、という
状況は避けられます。

頼りになりそうな
助産師に出会えなかったとしても
安産対策は
自分でやることです。

今、自分が困っていない
からといって
「また落ち着いたら」と
後回しにしていると

あっという間に
時間が過ぎて
痛い思いをするのは
あなたです。

一人の人間の
親になるのです。