助産師＆針灸師の
加藤祐里です。
伊勢の猿田彦神社の一角にある
佐瑠女（さるめ）神社には
アメノウズメノミコトが
お祀りされています。
「アメノウズメノミコトは
‘鎮魂振魂’
（たましずめ・たまふり）の神。
‘たましずめ’とは
高ぶる心を落ち着かせ
穏やかで素直な
心の人であるように
すること。
‘ふりたま’とは
眠っている力を
呼び覚まし
活力あふれる
若々しい活動の
できるようにすること。
（これぞ、まさしく
心の冷えがない状態！）
アメノウズメは元気で
おおらかな女性の鏡と
されてきました。
生涯の美しさを
求める女性にとっては
もちろんですが
あらゆることから
自立し
誇りをもって
自ら生きようとする人に
とって
きわめて大切な
神様であります」
今までの女性の神様の
イメージは
婦人病に効く、
良縁、子宝など
困っている出来事に
対して
他力本願的な
依存させるような
神様が多かったけど
なんと力強い
女神さま！
いくら言っていることが
正しくて
性格もよくて
品行方正に生きていても
腹をくくって
行動を起こさないと
まわりや世の中を
変えていくことはできません。
いいアイデアが思いついても
「子供が小さいから
「今は忙しいし」
「何か資格をとってから」
「お金もないし」
「もっと適役者が
あらわれてから」と
今やらない言い訳を
している人は
何十年かたって
行動しているかと
いうと、
絶対に何もできていない。
できない理由を
みつけることばかり
上手くなって
行動を起こさない
自分を正当化して
思うように理解して
くれない
動いてくれない
まわりのせいにすることが
習慣化して
しまっているので
いざ、そのときが
来ても
チャンスをつかむ
反射神経が鈍感に
なってしまっているので
やっぱり一歩出遅れて
一番、いいときを逃す…。
「やったことがない」
「苦手」
「大変」
「面倒くさい」
「責任とりたくない」
と思うことほど
自分を成長させてくれる
チャンスです。
逆にそれを
避けて生きている限り
いつまでたっても
成長しません。
苦手で
どうしても
上手くいかないなら
それを自分が
頑張らなくても
上手くまわす
アイデアやシステムを
考えればいい。
たいてい、
上手くいかない
自分のことを
分かってもらえない、
自分の想いが
伝わらないと
欲求不満を抱えながら
過ごすことが
パターン化している人は
できない理由を
言うのは立派だけど
じゃあ、どうなったら
自分の理想とする
社会が実現できるのは
本気で考えようとしてない。
「どうせ、私には
無理よね～」で終わっている。
もしくは
低い次元で
なぐさめあって
足を引っ張り合って
成長しない
ぬるま湯の人間関係に
あぐらをかいている。
今までは
なんとなく良い人で
誰にでも優しくて
しゃしゃり出ない
控えめいる女性のほうが
よかったかもしれないけど
もう、良い人だけの
時代は終わりました。
女性であろうと
子どもが小さくても
「今、やる」
「嫌われてもいいから
だれが何といっても
やりぬく」
「死んだつもりで
‘必死’でやりぬく」と
決めた人の言うことしか
世の中を
変えることはできません。
もったいないと
思うのです。
世界中では
戦争もあって
飢餓も貧困も
教育を十分に
受けられない人もいて
生きたくても
生きられなかった命、
育てたくても
育てられなかった
悔しい命が
たくさんあるなかで
こんなに恵まれていて
平和な国に生きている
私たちが
やりたい気持ちがあるのに
自分の才能や
経験してきたことを
生かそうとせずに
無駄に過ごすのか…。
チャンスって
いつでもどこにでも
転がっているわけじゃなくて
それまでやってきた
実績と経験と人脈と
信用と環境があって
めぐってくる。
「これやってみたら？」と
言われるのは
あなたにその使命
（命の使い方）があるから。
それをいちいち
断って、遠慮して
今決めないで生きるのは
「命」という
最大の神様からの
ギフトを受け取りきらないで
自然やお金や
時間を無駄にすること
以上に「もったいない」のです。
そりゃ、まわりと
同じように
上から言われた仕事だけ
無難にこなして
お金だけもらえる仕事は
頭も使わないし
責任もとらなくて
いいですから楽ですよ。
だけど、
いつの間にか
自分のやりたくない仕事を
「ほかに仕事がないし」
「お金のためなら
仕方ない」と
嫌々やるようになる。
仕事がイヤって
言えるうちは
まだいいですよ。
でも、そのうち
一緒に働く人が
「あの人はいつも
文句ばかりで
やる気がないなら
辞めればいいのに」と
まわりの害になったり
ストレスで病気になって
働けないどころか
自分の好きなこともできず
あっという間に
年取っていく…。
「チャンスをつまむ」のは
ただ握らされたのでは
するりと手から落っこちます。
自分でぎゅっと握って
自分で勝ち取っていくと
覚悟を決めて
手綱をひっぱって
いくことが
自分の本当の人生を
生きること。
自分の人生は
自分で決めて
自分で責任をとって
自分で自由を
手に入れると
決めるだけです。