「陣痛の痛みってどんな痛み?」 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

郡上もりのこ鍼灸院・院長の
加藤祐里です。

「陣痛の痛みに耐えられるか心配…」

どんなママさんでも
一度は産む前に心配された経験が
あるのではないでしょうか?

「鼻からスイカを出すような痛み」

「生理痛の何百倍もの痛み」

「会陰切開をするときは麻酔はかけない」

「緊急帝王切開で麻酔がかかっていないのに
お腹を切られた」

などなどなど…。

最初からいきなり痛くなるわけでなく
少しずつ痛みの長さが長くなり、
感覚が短くなります。

女子は基本的に男性より
痛みに強くできていますし、
陣痛を繰り返していくうちに
ホルモンの影響で痛みに
鈍感になってくるので
最後、おギャーと生まれるときには
耐えられるようになっています。

助産師として何千例ものお産に
立ち会ってきました。

短時間でするっと産んでしまう人は
一回の痛みの度合いが
時間かけて産む人よりずっと強いです。

逆に3日間かかった、というような人は
陣痛の間隔がなかなか狭まらなかったり
一回の陣痛が弱かったりすることが
多いです。

早ければいいというわけでなくて、
生まれてみたら
臍の緒が首に3重くらい巻いていたケースなどは
急激に進むと苦しくなりますから
臍の緒が伸びてくるのをじっと待ちながら
苦しくないように赤ちゃんは
産まれるスピードを調節してます。

陣痛が起こるしくみは
実はまだはっきりと解明されていなくて
どうも赤ちゃんが陣痛を強めたり
弱めたりするスイッチを握っているのでないか
という説もあります。

お産に時間がかかってもその子なりに
ママに気づいてほしいことや
赤ちゃんの要望で
パパに立ち会ってほしいとか
逆に担当の助産師が違う人がいいとか
そういうシナリオを演出したいときがあるので
赤ちゃんの意志が多いに影響しているのです。

痛みが怖い、痛いのがイヤだと
ビクビクする気持ちは
子宮や産道の筋肉を硬くさせ
痛みを余計強く感じさせます。

痛みに耐えられなかったらどうしよう、という
精神的なストレスが
眠りを浅くしたり
胃腸の調子を悪くして
お産に向けて万全の体調で
臨めなくしていることもあります。

お産の痛みは赤ちゃんからの
メッセージです。

赤ちゃんと一緒にお産することを
忘れないでください。