ぐぢくんです。
今回はシャドーボックスの作り方を紹介します。


 

今回はMTGの人気カード「甲鱗のワーム」を使って
シャドーカードを作っていきます。



 
まずはこんな感じに背景部分を切り抜いたカードを用意します。
これがベースとなるカードの上の階層になります。




 
もう1枚、同じように背景だけを切り抜いたカードを用意しました。






カードの縁の部分はそのままだと見栄えが悪いので、
イラストに合わせた色を塗っておきます。
僕は水彩色鉛筆を、水筆という水の出る筆で溶かして、
それを塗っています。
水彩色鉛筆はちょっとお高いので、これから始めようという方は、
黒い筆ペンなどでも大丈夫です。
カラーの筆ペンも最近はあるようですね。






10円玉の上にある小さいパーツが見えるでしょうか?
鱗の一つを切り取って、縁を塗って、裏から丸みをつけたところです。



 
これを尻尾の先にくっつけます。
接着には木工用ボンドの速乾性のものを使ってます。




 
鱗を貼りまくったものがこちらになります。





 
さらに別にもう一枚、背景+しっぽの部分も切り抜いたカードを用意します。




その上に重ねるためのパーツを新たに切り出してきます。




 
そして裏から、先の丸いなめらかな棒等でゴシゴシこすり、
パーツに丸みをつけておきます。



 
そしてそれをさっきのカードにくっつけます。
ここでも木工用ボンドを使いました。
超能力でくっつけてもいいのですが、僕が眠ると剥がれてきてしまうので、
僕の状態に関わらず接着し続けてくれるボンドを採用しましょう。



 
お体の上に鱗を並べていきます。
鱗の色に合わせて、鱗の縁を塗る色も変えてあります。






こんな感じで綺麗に鱗を並べると気持ちがいいですね。
気持ちが悪いとか言うなよ。



 
頭と一番手前の胴体部分だけを残して切り抜いたカードを用意します。





 
そして、体の部分を切り出した物も用意します。
このパーツも丸みをつけて立体感を出しておきましょう。





 
この二つを組み合わせ、お腹の大きな腹板をくっつけました。
腹板もひとつずつ切り出して、軽く丸みをつけてあります。




そしてもちろん、鱗を並べまくります。







 
これはヒゲの部分ですね。
細いパーツですが、ヒゲのもじゃもじゃ感を出すために、
パーツにうねりをつけておきます。





 
ヒゲパーツをくっつけた状態がこちら。
ヒゲのあたりのボリュームが演出できたと思います。





 
顔の部分ですね。
これもこのパーツの上に鱗を並べますよ。




 
こんな感じになりました。
ただ並べるだけじゃなく、顔の立体感を意識して作ります。
クチバシ部分や、角のところなんかも前後関係を考えて作ります。





 
鼻から出てる、蒸気のような部分も、
ただ切ってくっつけるのではなく、
複数のパーツに分解して、重なるようにしてくっつけます。



 
いよいよ完成まであと少しです。
最後に枠の部分と、テキストボックスの部分を用意します。



 
マナコストとエキスパンションシンボルも切り出して、
丸みをつけて、枠の上にくっつけましょう。






これで全部のパーツができましたので、
あとは組み合わせていくだけです。
それぞれのカードに隙間を開けて重ねていきます。
隙間を開けるためにスペーサーと呼ばれるものを挟みます。
スペーサーは厚紙やカードの切れ端を細かく切ったものでもいいですが、
僕は100均で売ってる黒い紙粘土を薄くのばして乾かして
厚み1~2mmの板状にしたものを、5mm角くらいに切って使っています。






 
そして完成したのがこちらです!
ばばーん!




 

鱗をひとつずつ切り出して、丸みをつけて貼り付けてあります。
かなり疲れる作業でした。


 
テキストボックスの部分は木目調だったので、
木目に沿って筋を入れてあります。




 
顔の部分はただ鱗を貼るだけではなく、
顔の凹凸に合わせて立体的に鱗を配置しました。 






かなり駆け足で説明してしまいましたが、
どんな感じで作られているか参考になれば幸いです。



動画でも今回の作り方を紹介しているので、
よければこちらもどうぞ。

それでは、次回もお楽しみに!