そう生きるべきなのだろう。
そう生きることが平和なのだろう。
けれど、そうあろうとするほど、
夫との精神的な距離は広がって行く…。
また、風俗へ行くだろう。
また、家を出ていくだろう。
今度は結婚指輪を投げ捨てるのだろう。
この確信にも近い不安をどう克服したら良いのか、わからない。
夫に言えば、責めてると取るだろう。そして、私の不安はさらに現実味を帯びてくる。
だから、みざる、きかざる、いわざる。
猿でいることが、家族の形を保つ唯一の手立てな気がする。
夫は今まで以上に家事や育児をしてくれるし、
これ以上、何かを求めてはいけないのだと思う。
ただでさえも、家事育児をこなす夫が、
また、不満を貯めて出ていくのではないかと、
気が気ではないのだから。