モールドとはアコースティックなどの箱型ギターを製作していく上で必要不可欠な道具の一つです
ボディーをくみ上げていく時にベースとなる形を固定してくれる、いわゆる組立台です
これがしっかりしていないと左右非対称になったり、不安定なギターになってしまいます
きっちりとした土台が家に必要なように、ギターではこのモールドがしっかりしていないといけません

ホントはネックとかを作り始める前の一番初めに取り掛かる作業ですが、道具類がそろっていなかったので出来るとこまで終わらせてほったらかしにしていました。
こいつがないと次の作業に進めないので今回完成させました(見てくれは多少悪いですが・・・・)

ちなみにこのモールドはギターのタイプによって多少異なります
スペイン方式かドイツ方式か、またはアコギかでだいぶ変わって来ます
今回はスペイン方式なのでそれを紹介します

まず始めにボディーの型となるテンプレートを作ります
2mmのアクリル板にボディーの半分の型を書き写して切り抜きます
今回は大きなアクリル板を買ったので3つ分を作りました
1937年製Herman Hauser(いわゆるセゴビアハウザー)(今回はこれを使います)
1961年製Robert Bouchet
1888年製のTorres


このテンプレートを40mmくらいの中濃度ファイバーボード(MDF)に書き写します

そしてすこしスペースをあけて形作りっていきます


こいつがギターの一番重要な土台となる台です
まん中の白くなっているところは少し陥没させています
トップの面がこの土台に向かい合うようにセットするので、つまりトップ表面がすこし盛り上がったように出来上がっていくわけです
この理由はトップにかかる弦のテンションを全体に均等に分散させて負担を軽くするためです
さらにネックの部分も傾斜が出るように削ってあります
つまり、ネックが最初から順ゾリ状態で仕上がるわけです
スペイン方式で作られたクラシックギターは全てこのようになっています(はずです)

今度はサイドのモールドです
これも同じようにテンプレートを使って切り抜き重ねていって張り合わせます


で、この二つを組み合わせるとこんな感じになります

伝統的なスペイン方式だとこのサイドのモールドがありません
これはどちらかというとアメリカ方式とでもいうのでしょうか?
この方式のほうが後々いろんなタイプのギターに対応していけるのでこちらを採用
もちろん、この二つは簡単に分解できます

今回は内側のボディーをはめ込むほうはきっちりと採寸どおり仕上げましたが、外側の仕上げはお粗末です
なので、見てくれはよくないです・・・・・・
そのうち仕上げます。仕上げて軽く塗装もしていかないと長く使っていけませんからね



で、こいつが今回の廃棄物、ではありません。
今回は使いませんが今後使っていく予定です
サイドをラミネート(張り合わせ)にする時に必要なので次回製作するときまで保存
そのほかにもいろいろと使い道はあります

というわけで、モールド完成です
写真で見ると、なんかプロっぽい道具ですね・・・・・・?