アメリカのロックバンドの「TOTO」が1982年に発表した4thアルバム「TOTO Ⅳ~聖なる剣~」に収録されている楽曲です。
全米4位を記録し、全世界で1200万枚のセールスを記録した大ヒット・アルバムです。
グラミー賞で、レコード・オブ・ザ・イヤーやアルバム・オブ・ザ・イヤーといった主要部門も含む6部門を受賞しました。
「TOTO」は元々、アメリカで活躍していた凄腕のスタジオ・ミュージシャン達が結成したバンドなので当然の結果だったと思います。
この曲の作者の一人、デヴィッド・ペイチによると、この曲の歌詞は「アフリカの惨状を映したTVのドキュメンタリー番組に影響を受けて」書かれたそうです。
ただし、この曲を書くにあたって彼らはアフリカに行ったことは無かったらしく、TVや本で見聞きしたイメージで歌詞を仕上げたといいます。
歌詞の主人公は、アフリカに赴任している、あるいはアフリカに旅立とうとしている一人の若者。
大半の解釈では歌詞の内容は、その若者が、飛行機に乗ってやってくる彼女とこれから再会し、アフリカに居続ける事をとるか、彼女をとるか(ともに帰国するか)、葛藤している様子が書かれたものだとしています。
大志を抱いてアフリカに旅立とうとする若者の歌だと思います。
演奏面や曲の展開が美しい曲です。