◎Black Hole Sun
▼ブラック・ホール・サン
☆Soundgarden
★サウンドガーデン
released in 1994 from the album SUPERUNKOWN
2014/9/5
NFL2014年レギュラーシーズンが開幕しました!
昨年度のスーパーボウルチャンピオンのシアトル・シーホークスが地元にグリーンベイ・パッカーズを迎え現地時間9月4日木曜日、日本時間の今朝9時半キックオフ。
僕は今日休みで(休みにしてもらった)、日テレG+の生中継にて試合を観戦しました。
スーパーが終わってから7カ月、長いようで、早かった。
結果 グリーンベイ 16:36 シアトル
シアトルが攻守に冴えをみせ圧勝しました。
ちなみに、NFLの試合の場合、アウェイチーム@ホームチーム、と通常表記されるので、 日本のプロ野球とは違い、後に書かれたチームがホームです。
◇
試合を観た感想。
シアトル、さすが、そして予想以上に仕上がりがいい。
スーパーボウルを2連覇したチームは過去に7つだけ。
グリーンベイ・パッカーズ 第1、2回
マイアミ・ドルフィンズ 第7、8回
ピッツバーグ・スティーラーズ 第9、10回と第13回、14回
サンフランシスコ・フォーティナイナーズ 第23、24回
ダラス・カウボーイズ 第27、28回
デンヴァー・ブロンコス 第32、33回
ニューイングランド・ペイトリオッツ 第38、39回
シアトル、8チーム目になれる可能性が高そうだぞ、と。
ディフェンスが昨年総合1位でしたが、ディフェンスがいい。
反応、というより、読みがいいのでしょうね。
そして各自の役割をきっちりと果たしている。
今日はグリーンベイのランニングバック、エディ・レイシーを5ヤード以内でよく止めていました。
試合後の選手のインタビューでも、シアトルはそこを先ずは心掛けていたそうで、なるほどと。
シアトルのRBマーション・リンチは100ヤード走り、2タッチダウンを上げましたが、その違いが出ました。
裏を返せば、グリーンベイのディフェンスが緩かった。
オフェンスも、クォーターバックのラッセル・ウィルソンが とにかく冷静で、インターセプトもファンブルもなし。
自らもスクランブルで走ってヤードを稼いでいました。
そしてシアトルのワイドレシーバー、パーシー・ハービン、パスを受けて走るのみならず、ランプレイにも起用されていて、 相手のディフェンスを攪乱していました。
ハービンは昨年は怪我でほとんどの試合を欠場しましたが、ほぼ唯一の試合だったスーパーボウルで印象的なプレイを披露。
今年は怪我さえなければ大活躍しそうです。
グリーンベイのクォーターバック、アーロン・ロジャーズは10ヤード近辺のパスはタッチダウンも含めてよく決めていましたが、インターセプト1つ(正確にはレシーバーが落球したもの)、ファンブルがセイフティにつながり2点を献上するなど、調子がいまひとつのように見えました。
でもこれは、シアトルの守備がよかっただけかな、まだ分からない。
ただ、いつもはすごくいいクォーターバックだけど、この試合では「普通にいい」クォーターバックくらいに見えてしまいました。
グリーンベイは、同じ地区の他の3チームが割と穴が大きくて、その中で戦うのは有利に進められるでしょうけど、強いチームと戦う時の対策が必要かな、と思いました。
ただ、グリーンベイ・パッカーズも応援しているチームだし、シーズンはまだあと15試合、その先にプレイオフもある、始まったばかりなので、今後には期待は持てそうです。
アーロン・ロジャーズが負傷しなければ、ですが。
ともあれ、シアトルの完成度の高さが目についた開幕戦でした。
むしろ、あと15試合この調子を続けてゆくことができるのか、その方が心配にもなってきました。
きっと、ずっとこのままとはいかないでしょうけど、でも怪我人が出なければ、大きく落ちることはないと思います。
他の30チームは、現地時間7日日曜日に28チーム、同8日月曜日に2チームが開幕を迎えます。
他のチーム、特にわがフィラデルフィア・イーグルスなどは試合が始まってからまた話をすることになるかと思います。
そして今年も「燃える4か月」がやって来ました。
・・・読書時間が減る時期でもあるのですが・・・
◇◇
前振りが長くなりましたが、というかそちらが主のようなものですが、今日の1曲。
NFL開幕の話題はどの道今日上げるつもりで、シアトルで開幕だからシアトル系(というのか?!)のものをと思っていたところ、テレビ放送でちょうどこの曲が流れていたのでこれにしました。
サウンドガーデン Black Hole Sun
大好きですねえ。
1990年代のすべてのロックの楽曲で好きな10曲に入るくらいに。
この曲は、レッド・ツェッペリンぽくもあり、ブラック・サバスぽくもあり、サイケデリックの要素もあり、ブルーズロックの流れを確かにくんでいる。
60年代後半から70年代のハードロックやブルーズロックへのオマージュ的なものを強く感じます。
僕は、これが入ったアルバムはこのビデオクリップが流れる前に買って聴いていましたが、最初に聴いた時、それこそ息を飲むような、まさにブラックホールに吸い寄せられるように、何も言えずにただ聴き込んでいました。
ビデオクリップはその後から出てきたものですが、イメージがぴったりでした。
もちろん、僕の想像力と創造力ではこんなものは作れないですが、不気味な世界、それを一掃したいという思いがこの曲に込められているのだと。
曲が持つ「大きなうねり」を映像で上手く表している、そこも大きい。
ただ、細かく見ると、不気味、気持ち悪いですね。
人の顔がゆがむのは、当時はもうCGだったのかな、あとは生きた魚を包丁で裁こうとする主婦の心の中が表出したような仕草、舌が伸びる女性、綱でつないだ飼いヤギにミルクを与える紳士、などなど。
何かの映画か漫画のパロディなのかもしれないですが、僕にはそれは分からないです、申し訳ない。
一方でバンドの4人、クリス・コーネル、キム・セイル、ベン・シェパード、マット・キャメロンは、ただ一方を見上げながら、それが地球を救う唯一の道であると悟りを開いたかのように演奏を続ける。
やがて"Black hole sun"が出現して邪悪なものはすげて吸い上げられ消えてしまう。
そしてバンドだけが残る。
気持ち悪い部分の好き嫌いは別にして、物語ものではなくイメージものとして最良の部類のビデオクリップでしょう。
歌でいえば、ヴォーカルのクリス・コーネルは、この手の音楽にしては歌が上手い人だ、と僕は思います。
初期のアルバムはただがなっているだけで、後から聴いてがっかりしたのですが・・・(笑)。
応援しているシアトルが勝ったこともあり、今日また、この曲がなおのこと好きになりました。
アルバムも90年代でも特に好きな1枚で、今年デラックスエディションが出てまた少し聴いたこともあり、近々アルバム記事にしたいと思っています。
いや、正確には、買ってすぐの春先からそう思っているので、実際はいつになるのか分からないですが・・・(笑)。