
年に1回義務付けられている研修で、3時間程度の講習なのですが、ペット関連の業者さんが多いものですから、馬とは関係ない話も結構あって、ついつい瞼が重くなってしまうのです・・・毎年。
そんな中でも、得るものはありますね。

「動物福祉・動物虐待」とタイトルされた講義で、「国際的動物福祉の基本(5つの自由)」というのを紹介されました。
1960年代のイギリスで、劣悪な家畜の飼育環境を改善するために「5つの自由」が定められたのだそうです。
1.飢えと渇きからの自由
2.不快からの自由
3.痛み・傷害・病気からの自由
4.恐怖や抑圧からの自由
5.正常な行動を表現する自由
どれも大切であり、どれも欠かせない項目であって、かつ、どれも実現には人間の根気ある努力が必要です。
5番目の「正常な行動を表現する自由」とは、その動物本来が持つ習性を、十分に発揮させられているか、ということです。
たとえば鳥ならば、ある程度の広さを自由に飛び回ることができるか、心身が安らかになれる巣があるか・・・。
馬ならば、草を食み、転がり、仲間と走り・・・ということでしょうか。
乗馬クラブの中には、場所的な条件から放牧してやれない施設もありますが、クラブの方針として「集団放牧は怪我のもと」ということで、放牧しないクラブもあります。
競技志向のクラブに多いように思いますし、競技本位に考えればそうかも知れません。
ただ、「馬も幸せ、人も幸せ」を模索する我がクラブでは、やはり放牧は欠かせません。
一頭では、こんな楽しみは味わえないですからね。

霧の朝の道産子
