妊娠継続率40%と言われた判定後。

なぜか残りの60%に入ることばかり想像してしまって、

検索魔になってネットのネガティブな情報を拾い、不安ばかりが頭を満たしていた。

 

この頃、友人のうちただ一人に、不妊治療をしていることを打ち明けていた。

その子は、何年か不妊治療をして、顕微授精まで経験した後、治療を諦め、自然に子どもを授かっていた。

不妊治療中のいろいろな悩みを聞いて、理解してくれるありがたい友人だ。

 

その子に、今回の移植の話もしていて、判定結果も連絡した。

着床したよ、という連絡を見て、すぐに電話をくれた。

 

ただ、その時私の頭は不安でいっぱいで、

 

妊娠継続率が40%と言われた。どうなってしまうのか不安

 

と泣いた。

その子は、

 

40%に入る可能性だって十分にある。

着床してくれた子を信じなきゃ。

もうお母さんなんだよ。

お母さんが信じなくてどうするの。

信じてあげよう。

 

と、励ましてくれた。

 

そうだ。

この卵は、顕微授精や培養のストレスに耐えて、確率50%の胚盤胞に育った。

凍結も経験して、解凍した後でちゃんと着床してくれた。

もうすでに、すごく頑張ってくれている。

なのに、私が信じなかったらだめじゃないか。

旦那と私の、命の結晶なのだ。

そう思えた。

 

ほかにも時間をかけていろいろな話をしながら、

最後はありがたくて泣けてきた。

 

泣きながら電話をしているうちに旦那も帰ってきて、

(泣いている姿に驚いていた。そりゃそうだ)

電話を切った後、だいぶ落ち着いて、

一通り、不安になったこと、でも友人に励まされたことを話した。

 

旦那も、「大丈夫だよ」と言った。

ありがたいポジティブ旦那。

 

不妊治療を始めてから、自分の感情の振れ幅(多くの場合ネガティブな方に)が大きくて、自分自身に戸惑うことがある。

新しい命を授かろうとしているのだから、当然と思う一方、やっかいだなぁと思う部分もある。

周りの人からしてみたらなおさらそうだろうな。