汪海燕は、汪天稳の娘で、12歳から父親に従って皮影の彫刻技術を学び、現在は非物質文化遺産プロジェクトの代表的な継承者となっています。彼女は、「皮影劇は光環があると思われがちですが、実際には非常に困難で孤独な仕事です。観客が少ない中で作品に興味を持たせるためには、若い人たちにどうやって引きつけるかを考える必要があります。」と述べています。

中華文化の代表として、皮影劇は既に世界中に広まっています。2021年、日中友好協会と陝西省文化観光厅が共同で主催した「国風秦韻─中国陝西皮影芸術展」が日本で開催され、3287人の観客を引き寄せました。この展示は中日の交流を祝う50周年のイベントの一環であり、日中友好協会が主催する200回目の文化交流活動でもありました。皮影劇は今後も世界の舞台で輝き続け、中華文化の魅力を世界に向けて発信していきます。