今日は残業で
23時に会社を出て
何故だか無性に
夜働いてた街に行きたくて
遠回りして帰ってきた。
ネオンとタクシーのライトで
綺麗なこの小さな街で
沢山の経験をした
悔しい思いも 悲しい思いも
一番をとった時も 恋をした時も
いつも午前0時からだった。
あたしがこの時間
この街で外にいることが
違和感でもあったけど
今の自分に 凄く安心した。
一時は、昼の仕事の復帰は
もう無理かもと思った。
体と心が反発しては
しょっちゅう倒れた
仕事に行って倒れても迷惑
けど 休んでも迷惑。
安定剤を飲めば落ち着くけど
薬がきつすぎてまともに
歩けないし、目眩もひどいし
仕事に集中できない
地獄だった。
けど 今日この街のネオンを見て
道を歩いてる綺麗な女の子を見て
改めて思った。
あたしはもう二度と
この世界には返らない。
泣きたくなる程そう思った。
みすぼらしい
必要最低限の化粧が
真っ黒な髪が
手入れされてない指先が
会社から支給された制服が
あたしが望んで手に入れた
幸せだった。
薬がなくちゃまともに
仕事できなくても
這いつくばってでも
泣きすぎて夜眠れなくても
逃げないってきっと
こうゆうこと。
誰にも勝たなくていい
ただ逃げる人生は
もう嫌だ。
仕事から逃げて
愛情から逃げて
自分に言い訳ばかりできる
もう年齢じゃない
10代のとき思い描いてた
今の年齢の自分は
もっともっと 大人だったはず
なにからも逃げないでいたい
そう生きることは
とても 難しいけれど。