金曜日の16時40分頃、とある人物と対話中に急激な耳鳴りと軽いめまいが起こり、右耳がほとんど聴こえなくなる。


周囲の音を遮る位の大きな金属音の耳鳴りで、電話越しの相手の声が聴き取れなくなり左側に電話を持ち替え対話を継続。


終話後も耳鳴りは収まらず今度は耳に蓋をした様な状態に変わるが、来客と対応に追われ一段落した時には19時を回っていた。


過去に行った店から徒歩距離で行ける耳鼻科は既に終了しており、翌日土曜日も午前中は診察してくれるが診察と検査に時間が掛かる。


週末の繁忙日に迷惑は掛けれないので、月曜日の開店時間を遅らす承諾をショッピングモールの事務所に得て、月曜日に耳鼻科へ行く事にした。


月曜日、朝イチから耳鼻科へ行く。


症状を伝え聴力検査。


左側は普通に聴こえるのに右側は、ずっと甲高い金属音とノイズが響いてほとんど聴こえない。


結果「突発性難聴」


大方予想はしていたが、改めて告知されるとショックなものだ。


過去に診察してもらった時の検査データと照合しながら数年前の結果より明らかに違う。


俺の右耳は「騒音」と言うより「轟音」で辛うじて反応しているレベルだった。


そして「紹介状書くから今からすぐに総合医療センターへ行って最適な処置をしてもらえ」と言われ、会計を済ませ総合医療センターへと車を走らせた。


~後編へ続く~