ギルド式五十音
消しゴムについて by渋沢モトヤ
筆箱の片隅で一際異彩を放つ白い物体。机の上から落ちたら「おい、どこに行ったんだ?!」と探しまくり、先生からよそ見をするなと何度注意されたことか。今回はあの憎らしい消しゴムを思い浮かべながら読んでほしい。
不思議なもので消しゴムを新しく買うと、絶対に使わないぞ!というくらいの集中力を持ってノートに文字を書いた。一度間違えたら今度は、どの角から使うかを授業そっちのけで考えた。
しかしそれも束の間、一度使ってしまうと興味もなくなり、消しゴムはノートの上を縦横無尽に駆け回った。しかし、最後の牙城ともいうべきの、消しゴムを包むあの紙だけは簡単には剥がなかった。挙句の果てには、その紙の下に自分の名前と好きな相手の名前を書いて、他人に見られないようにして全て使い切ったら両想いなんていう、この読者にも何人かは心当たりがあるはずのTV番組の朝の占いよりも信憑性のない占いが筆箱の中に閉じ込められていた。
だが果たして何人が消しゴムを最後まで使い切っただろう??机から落ちてなくなったり、半分に折れて使い物にならなくなったり、その末路はとても淡い恋ゴコロとはかけ離れた結末を迎えたのではなかろうか!!いや、言い直そう。淡い恋ゴコロと同じ末路を辿ったに違いない。
こうして、消しゴムは幼少の頃からオレたちに世の中の、社会の冷たさを教えていてくれた。大人になるにつれて消しゴムは生活の中から徐々に姿を消していく。「あ、間違えた。消せばいいや。」で済まされた過ちも消せないシロモノにかわっていく。大切な書類になればなるほど鉛筆で書く事はない。大人になるということは全てにおいて失敗は許されないのだ。「あ、間違えた」では済まされないのだ。
誰か過去を消せる消しゴムを発明してくれ!金に糸目はつけないから。
筆箱の片隅で一際異彩を放つ白い物体。机の上から落ちたら「おい、どこに行ったんだ?!」と探しまくり、先生からよそ見をするなと何度注意されたことか。今回はあの憎らしい消しゴムを思い浮かべながら読んでほしい。
不思議なもので消しゴムを新しく買うと、絶対に使わないぞ!というくらいの集中力を持ってノートに文字を書いた。一度間違えたら今度は、どの角から使うかを授業そっちのけで考えた。
しかしそれも束の間、一度使ってしまうと興味もなくなり、消しゴムはノートの上を縦横無尽に駆け回った。しかし、最後の牙城ともいうべきの、消しゴムを包むあの紙だけは簡単には剥がなかった。挙句の果てには、その紙の下に自分の名前と好きな相手の名前を書いて、他人に見られないようにして全て使い切ったら両想いなんていう、この読者にも何人かは心当たりがあるはずのTV番組の朝の占いよりも信憑性のない占いが筆箱の中に閉じ込められていた。
だが果たして何人が消しゴムを最後まで使い切っただろう??机から落ちてなくなったり、半分に折れて使い物にならなくなったり、その末路はとても淡い恋ゴコロとはかけ離れた結末を迎えたのではなかろうか!!いや、言い直そう。淡い恋ゴコロと同じ末路を辿ったに違いない。
こうして、消しゴムは幼少の頃からオレたちに世の中の、社会の冷たさを教えていてくれた。大人になるにつれて消しゴムは生活の中から徐々に姿を消していく。「あ、間違えた。消せばいいや。」で済まされた過ちも消せないシロモノにかわっていく。大切な書類になればなるほど鉛筆で書く事はない。大人になるということは全てにおいて失敗は許されないのだ。「あ、間違えた」では済まされないのだ。
誰か過去を消せる消しゴムを発明してくれ!金に糸目はつけないから。