「生きる」 | ギルド 宏一 オフィシャルブログ 「さぁみんなでLet's Dancing」 Powered by Ameba

「生きる」

こんにちは。宏一です。

昨日の夜の出来事です。

車で地元の道を走って家に帰る道中。

普段絶対間違えないようなところで、何故か1本道を行きすぎてしまい、いつもと違う道で帰りました。

その時頭の中にあったのは

僕エイトビートていうお店もやってるんですけどね、そこで飼ってる猫、黒猫のリムちゃんのこと。

「リムちゃんをそろそろ家で飼おうかなー、やっぱりお店で飼ってる方がいいのかな?」

なんて考えながら帰ってました。


そしてしばらく車で走ってると急に前に猫が!

キジトラ柄の猫ちゃんが怯えながら道路で立ち止まっていました。


何やら様子がおかしい。。。


危うくひいてしまうところだったので


とりあえずハザードランプをつけて車を停めました。

信号のない片側1車線の道なので後ろの車は一体何が起きたんだろうと思ったでしょう。

ごめんなさい。。。

と思いつつ車から降りて外へ


猫ちゃんを見てみると


もうすでに右半身が動いてない。。。

かろうじて動く左半身で精一杯道路から立ち去ろうとしていますが

小さな段差も越えられません


そこまで大きすぎないメス猫、2歳くらいかな。


慌てて抱っこして歩行者用の道路の隅に上げました。

抱っこするとおしっことうんちを同時にしちゃいました。

パニック状態だったんだと思います。


息の鼓動がおかしく

弱々しい感じでも精一杯動こうとしてるのが伝わりました。

よく見たら下半身から出血も‥


このままじゃまた道路に落ちる‥

そもそも明日になるまでに死んでしまうと思い


近所のコンビニへダンボールをもらいにいきました。


ダンボールに入れてから


野良猫を夜間でみてくれる動物病院を急いで探しました。


便利なものでネットで調べると案外動物病院もたくさんあり


すぐ電話をして

予約をして


病院へ


病院までの距離5km


運転中ダンボールから聞こえる息づかいを注意深く聴きながら


「おい!死んだらあかんしな!あかんで!」


と信号で車が止まるごとに確認して声をかけました。


残り2kmくらいになり


荒かった息づかいがなくなりました。


とりあえず生きてるかとか、目をあけてるかとか、車を停めていちいち確認してる時間ももったいないので


急いで病院へ




病院へ到着。


電話で事前に予約をしてたこともありすぐにスタッフさんと先生が出てきてくれました。


ダンボールを開けて


先生が猫ちゃんの状態を確認します。



「‥残念ですけどもう。」



病院に向かう途中で猫ちゃんは天国に行きました。


その状態でも先生はしっかり診てくれました


手足の関節の動き


出血の場所


原因は

おそらく車でひかれて


内臓、膀胱が破裂していたんだそう。


僕が気になってたことは1つ


宏「あと10分、20分早かったら助かってた可能性はありますか?」


先生「いえ、この状態では残念ながら結果は変わらなかったと思います。」


と。



出会って数分の猫でしたが


親しい身内が亡くなった時くらいの悲しみがありました。



病院を出て帰り道。


「痛かっただろうな。」


「なんでたまたま間違った道を通った時に限ってこんな状態の猫がいるんだよ。」


「一体どんな生き方をしてたのかな?」


「もしかしてあの猫ちゃんは限られた時間で、俺に何かを伝えようとしてくれたのかな。」




この猫とも出会う運命だったんだろうな。


そう思ってます。



リムちゃんを外に出しちゃいけないんだよ。

道路は危険だからね。


リムちゃんを大切にしてね。

バンドを大切にしてね。



そう伝えたかったのな



自分なりにいろいろ考えました。



この話をみんなにしてどうこうなる問題じゃないかもしれない。


でもこの猫ちゃんのことがどこかみんなの記憶の片隅にでも残ればと思います。


とってもとっても可愛いメス猫ちゃんでした。


命の尊さを改めて感じました。

当たり前なんてないんだぞと感じました。


勝手だけど

この猫ちゃんの分もしっかり生きよう!


そう思います。



重たい空気になっちゃったかな?

俺はみんなに言えて少し気持ちが楽になったよ。


お互い頑張って生きようね!


今日も頑張ろう!