夢の中で
2006/10/11(水)その後
雅-miyavi-の雅楽とか聴きながらめっちゃ暗い気持ちに浸りまくったあたしがその晩(今朝?)見た夢は、奇妙なモノだった。
あたしは夢の中で半年前に別れた元カレとデートをしていた。
と言っても普通のデートじゃなくて、何か体育祭の様なイベントに参加している感じだった。
二人でそれなりに楽しみながら次々と演目をクリアしていく。
やっぱりあたしが微妙にリードしながらだけど・・・。
カレの弱弱しい笑顔を向けながら頑張る姿を見ていると、どっちが攻めでどっちが受けなのか分からなくなってくる。
あたしはもたもたしてる奴が嫌いだ。見てるだけでイライラする。
だからカレも苦手なタイプのはずだったのに・・・というか・・・あたしは何故か見るからに運動神経の悪そうな男に惚れてしまう。
もたもたしてる奴を見たくないけど目に入るし、目に入るとやっぱり手を貸さずにはいられない。
そんな流れでカレとも何時の間にか付き合うことになっていた。
・・・とまぁキレイにまとめたかったけど、実際はあたしがそんなダメなカレのことを守りたい!とか勝手に思っちゃってバイト帰りにストレートに告った。
そんな流れで付き合うことになっていた。
話を元に戻そう。
夢の中でもダメなカレと、自分で言うのもアレだけどなんだか男前なあたしはとても仲良くやっていた。
意気投合って感じで。
そして次の競技場に辿り着いた時、見覚えのある女の子と出会った。
バンギャの奈美だ。
乳首越えした黒髪と猫の様に大きな瞳が特徴の仔だ。
奈美のパートナーは一見地味めな女の子だった。
奈美はあたしに会えたことにとても喜んで抱きついてきた。
奈美は感情が激しくて本当に猫みたいね仔で、そこがすごく可愛い。
我侭だから友達は多くはないし嫌う仔も少なくないけど、あたしは大好き。
競技場には色鮮やかな竹馬の様なモノが2セットずつ置かれていた。
あたしは何となく目の前にあったピンク色の所に着いた。
すると奈美が悪戯っ仔の様な目をしながら
「じゃあ奈美ココ!」
とあたしの隣に着いた。
奈美のことを良く思っていないカレはその様子を見て意地悪く笑み、
「そこは俺の場所だから」
と得意げに言い放った。
その言葉を聞いたあたしはカチンときて、
「あんたがあっち行きなよ。あたしは奈美とやるから」
と言ってカレを突き放した。
結局その後の競技にあたしは奈美と参加していた。
今は音信不通の奈美。ねぇ、何処にいるの?
猫みたいに懐いてたのに、別れ方も猫みたいにあっさりしてたね。
会いたいよ。
彼氏なんかどーでもいい。あたしに必要なのは奈美なんじゃないかって思った。
あたしに無い物を全部持ってた。
あたしが欲しい物を全部持ってた。
2006/10/12(木)夜
販売の仕事を終えたあたしの足はロボットの様な動きをしていた。
一歩を踏み出すたびに足に激痛が走る。
SHOP販売って結構肉体労働なんだと気づかされていた、そんな帰り道。
信号待ちの横断歩道は人がわらわらと集まっていた。
あたしはこちら側の2列目辺りにいて、向こう側の横断歩道がよく見渡せる位置に立っている。
そして向こう側の先頭やや左側に立つ奇抜な服を着た少女に目を止めた。
真っ黒の黒髪はこめかみ上で大きく2つ結びにされていて、少しカールされている。
真っ赤なドレスを隠すように羽織られた黒のライダース。
顔には濃い化粧と猫の様に大きな瞳。
似てる。
背格好、髪、そして何よりあの目が奈美に似ていた。
少女はただ前だけを見つめて、此方をチラリとも見ずに行ってしまった。
あたしはすぐに夢のことを思い出した。
あたしが奈美に会いたがってたから、会えたのかもしれない。
キャバ嬢になると言ってあたしたちの前からいなくなった奈美だけど、もしかしたら未だにバンギャを卒業できずにいるのかもしれない・・・。
あの少女が奈美だったらの話だけど。
あたしは奈美がどこかのライブハウスで飛び跳ねている様子を想像してほくそ笑んだ。