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日経平均は大幅高も25日線が上値抵抗となった。
目先の焦点は25日線を突破できるかどうか。
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前日の米株高を受けて買いが先行、日経平均は200円超高でスタートし、すぐに上げ幅を400円超まで拡大した。
ただ、買い一巡後はいったん伸び悩み、しばらく49600円近辺でのもみあいが続いた。
値がさ半導体関連株の一角が買われ押し上げたが、新規材料に乏しく、内需株を中心に幅広い業種が売りに押された。
プライム全体では値下がり銘柄が多く、強弱感が交錯。
しかし、11時台に入ると大型グロース株が一段高となったことから、改めて上を試しにいく展開になった。
前場は500円超高、49800円台に乗せて高値圏、559.49円高の49862.94円で終えていた。
後場は、前場の流れを引き継いで上げ幅を拡大して始まり、節目5万円を突破すると800円超高で50100円台まで上昇。
時間外の米株先物が底堅く推移するなどし、支え要因となったもよう。
その後も高値圏でのもみあいが続くなか、14時31分には835.15円高の50138.60円まで上昇。
ただ、終盤にかけては上げ幅を縮小する流れとなって、561.23円高の49864.68円で引け、終値で節目5万円乗せとはならなかった。
日経平均は大幅高となっているが、東証プライム市場は値上がり銘柄より値下がり銘柄が多く、また、TOPIXは前日終値近辺で推移。
日経平均は大幅高も、相場全体としてはそれほど強い地合いではなかった印象で、気迷いムードが漂う。
テクニカル面でも、5日移動平均線(49778円)こそ回復したが、25日線(50240円)抵抗にした推移となった。
明日以降、目先の焦点は、この25日線を突破できるかどうかにかかってくる見込み。
突破してくれば、12月は高パフォーマンスとなりやすい月でもあり、上を試しにいきやすくなるか。
2000年以降の月別騰落率を見ると、12月は11月に次ぐ高パフォーマンス。
しかし、今年は11月が8カ月ぶりの下落となっており、25日線が抵抗となるようなら、11月同様に売りに傾く可能性もあり注意したい。
前日、主要3指数そろって反発となった米株市場、今晩は伸び悩みか。
ADP雇用統計やISM非製造業景況感指数など主要指標の発表を控え、結果待ちの展開で様子見姿勢が強く、上値は重いか。
市場では低調な内容が予想されており、FRBの来週の利下げ観測を後押しする可能性があるが、景気減速懸念との綱引きが続く。
その他、セールスフォースの決算発表を前にハイテク株は買いづらく、利益確定の動きも出やすい。
一方で、小売り各社の業績が堅調なら消費関連株の支援材料となるだろう。
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