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エヌビディア決算でAIバブル懸念が後退した。
AI・半導体関連を中心とした物色が続くと期待。
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前日の米株高や決算を発表したエヌビディアが時間外で大きく上昇したことなどを好感して買い優勢でスタートした。
日経平均は、開始早々に上げ幅を四桁として節目5万円を上回り、9時28分には2037.12円高の50574.82円まで上昇。
買いは一巡後、9時台半ば以降は緩やかに上げ幅を縮めたが幅広いセクターに買いが入ったことで、高い水準は維持。
前場の取引は1487.40円高の50025.10円で終了していた。
後場も買い優勢で取引を開始したものの、戻り待ちの売りに押され上値の重い展開となった。
米政府閉鎖の影響で公表が遅れていた9月分の米雇用統計は、今晩に発表される。
同指標を控え、様子見ムードが広がったもよう。
節目5万円を意識した展開となるなか、終値では5万円をやや下回って1286.24円高の49823.94円で終了した。
さて、本日は、米半導体大手エヌビディアの決算を好感して、このところ軟調だったAI(人工知能)関連株を買い戻す動きとなった。
米エヌビディアの決算は文句なしの内容、第3・四半期の売上高、第4・四半期の売上高見通しが市場予想を上振れ、市場の期待を上回った。
AI(人工知能)向けの新たな半導体「ブラックウェル・ウルトラ」の売り上げの伸びも良好で、顧客が高付加価値のものにシフトしていることが確認された。
それにより、指数も上昇に弾みがついて、日経平均は四桁高の急騰、5日ぶりに反発となった。
日経平均は、エヌビディア決算への警戒感から前日までの4日続落で3000円近く下落していた。
それだけに、下落が目立った銘柄を中心に買い戻されたかっこう。
ただ、一時は2000円超高の上昇、その水準からは上げ幅を縮小して終えている。
場中こそ節目5万円を回復したほか、テクニカル面でも25日移動平均線(49992円)に乗せていたが、維持出来ずに大引け。
明日は三連休を控える週末とあり、積極的な買いは入りづらいなか、この水準が抵抗となってきそうだ。
とはいえ、エヌビディア決算でAIバブル懸念が後退しており、目先は上方向を試す動きになると期待されやすい。
AI・半導体関連を中心とした物色が続くと見込まれ、下値もしっかりか。
とりあえずは今晩、公表が遅れていた9月分の米雇用統計の結果を受けた米株市場の動向を確認したい。
米株市場の今晩の見通しは伸び悩み。
前日引け後に公表されたエヌビディアの好決算がAI関連のセンチメントを押し上げ、ハイテク中心に買い先行の見通し。
一方、FOMC議事要旨はハト派色を弱め、金利低下期待は後退しそう。
雇用関連指標は横ばい観測だが、強めの結果なら追加利下げ観測が一段と弱まり、下押し圧力に。
指数は上方向を試す場面があっても、金利高なら伸びを削られる展開が想定される。
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