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日経平均は大幅高も、引き続き、政治の先行き不透明感が警戒される。
目先は、本日に迫った5日線を回復できるかどうか目先の焦点。
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朝方から買い優勢でスタート、前日の米株市場でNYダウが上昇したことを後押しに、前日に大きく売られていた日本株は買われた。
日経平均は三桁高で寄り付いて節目47000円を上回り、その後も上げ幅を広げた。
いったん300円程度上昇した辺りでもみあいとなったが、幅広い銘柄に買いが入る中で戻り売り圧力も限られてジリ高。
11時台に入ると一段と上を試し、前場引け間際にここまでの高値を付けて、そのまま高値圏で615.99円高の47463.31円で前場は終了。
後場は、前場終りよりやや高く始まって一段高、14時1分には910.57円高の47757.89円まで上昇し、この日の高値を付けた。
前日までの続落で1700円超安となっていた反動もあって、前場に引き続き買い戻しが入ったもよう。
また、ダウ平均先物が時間外取引で底堅く推移していることも安心感となったようだ。
大引けも高い水準を維持、825.35円高の47672.67円となった。
さて、国際通貨基金(IMF)が14日に最新の世界経済見通しを公表。
関税の影響や金融環境が当初の想定より穏やかだったとして、2025年の世界のGDP(国内総生産)成長率予想を上方修正した。
今年の世界のGDP成長率は3.2%と予測し、7月時点の3.0%から引き上げた。
IMF予想にみられるように世界経済が堅調な中で企業業績は良好と見込まれ、直近の下げは中長期の目線で押し目買いチャンスとされたか。
チャート状でも、日足一目の均衡表の転換線(46628円)をサポートにリバウンド、前日(14日)割れた5日移動平均線(47784円)に迫った。
引き続き、政治の先行き不透明感が警戒されるなか、5日線を回復できるかどうか目先の焦点となってくる。
今晩の米株市場は底堅い展開へ。
前日にパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は講演で、雇用とインフレの見通しに大きな変化はないとしつつも雇用面の下振れリスクを指摘し、追加利下げ観測が支援材料となるだろう。
ただ、トランプ大統領が中国からの食用油輸入停止を検討すると発言しており、通商摩擦の再燃懸念が投資家心理を冷やす、関連の報道が引き続き変動要因となりそうだ。
企業決算では、14日に続き銀行セクターの業績動向が期待される。
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