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日銀会合の結果発表後に売られてマイナスで大引け。
ただ、日経平均は節目45000円は維持。
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前日の米株高(主要3株価指数が最高値更新)や為替が円安に振れたことを好感して、買いが先行した。
日経平均は、寄り付きから連日で取引時間中の史上最高値を更新、9時7分には549.32円高の45852.75円まで上昇した。
その後は、買いが一巡して、そこからしばらく値を消したが、45500円台では改めての買いが入って盛り返し。
10時以降は300円程度高い45600円近辺で値動きが落ち着き、前場は348.65円高の45652.08円で終えていた。
後場は、上げ幅を縮小して取引を開始後にマイナスに転じて下げ幅を拡大、13時19分には807.97円安の44495.46円まで下落した。
日銀会合の結果発表後に売りが強まったかっこう。
政策金利を据え置く日銀の金融政策決定会合の結果が伝わった。
ただ、金利据え置きも、高田委員と田村委員が据え置きに反対、これにより日銀が10月に利上げに踏み切るとの見方が強まった。
また、保有するETF(株価連動投信)について、「金融機関から買い入れた株式」の売却と同程度の規模で市場へ売却する方針を示した。
ETFの年間の売却ペースは簿価で3300億円程度、時価で6200億円程度となる。市場全体の売買代金に占める売却割合は0.05％程度とする。
所要の準備が整い次第、処分を開始する予定としている。
市場インパクトは小さいとみられるが、日経平均は前場に取引時間中の高値を更新するなど足元上昇が続いていた。
そのことから、ETFの市場売却の決定が売られるきっかけになったもよう。
しかし、売り一巡後は下げ渋り、大引けは節目45000円を維持、257.62円安の45045.81円となった。
日足一目の均衡表の転換線(44598円)を下値サポートに切り返し、5日移動平均線(44962円)や節目45000円を維持した。
本日に一時は800円超安となる場面があったため、目先の上値追いは、慎重姿勢となりやすい。
いっぽうで、5日線や日足一目の転換線をサポートに上昇トレンドを維持との期待も残した。
週明けは、とりあえずはこの水準での動向を見極めてからのスタートとなりそうだ。
今晩の米株市場については、伸び悩みか。
FRBの利下げ再開を受け、金融緩和環境を追い風とする見方は引き続き相場を支える。
ただ、前日のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想を上回る強さを示し、過度なハト派期待は後退。
米金利高に振れれば、ハイテクや成長株の一部には調整圧力がかかりやすい。
また主要指数は最高値を更新した直後であり、週末を前に利益確定売りや持ち高調整が増える可能性もあるだろう。
下値は底堅いと予想されるが、上値も慎重姿勢となりそうだ。
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