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日経平均は売り優勢で心理的な節目4万円を下回って終了。
ただ、テクニカル的には上昇トレンドを崩した印象は無し。
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米株の大幅安を受けても朝方は買い優勢、日経平均は小高く寄り付いていた。
しかし、寄り付き天井となり、すぐにマイナス圏に沈んだでの推移に。
しばらくは、40100円近辺で踏みとどまるも下げ幅を拡大して節目4万円を割れ。
その後は4万円近辺で一進一退が続いたが、前引けは、301.48円安の39979.68円と4万円を下回った。
後場も前場の流れを引き継いで売り優勢でスタート、13時14分には416.70円安の39864.46円まで値を下げた。
その後も安値圏でのもみ合いが続いて、この日の取引は386.62円安の39894.54円で終了した。
本日は、前週末の米株安が嫌気されたほか、年末年始連休の谷間とあって参加者が少なく、模様眺めムードが支配した。
日経平均は、心理的な節目4万円を維持して引けるかどうかが注目点にあったが、やや下回って終えた。
とはいえ、テクニカル的には上昇トレンドを崩した印象はない。
移動平均線チャートにおいて、株価下方を走る25日線が上昇角度を増し、上昇基調の強まりが意識される。
25日線との乖離率も約2%程度と過熱圏入りの5％ラインまで余裕を残している。
また、株価は右肩上がりの5日線(39582円)を維持しての推移ともなっている。
さて、2025年は、まずは1月20日に就任を迎えるトランプ米次期大統領の言動に注目が集まりそうだ。
トランプ氏の発言や政策などによって株価が下落する可能性はある。
ただ、アメリカ景気の底堅さや中国景気が少し改善基調を示すなど景気の持ち直し感が浮上することで、株価上昇に勢いがつく可能性も。
国内では、東証の上場基準未達企業の経過措置期限が迫るほか、大阪万博や7月に任期満了を迎える参議院選挙などのイベントを控える。
注目されるのは、石破政権が掲げる「防衛」「地方創生」のほか、「脱デフレ」に伴う内需関連などのテーマ。
そのほか、トランプ氏は暗号資産にもポジティブな発言をしており、ビットコインに加えて暗号資産関連銘柄の動きも注視。
そうしたなかで、日経平均は、今年7月のザラ場中につけた高値42426.77円を抜けて上昇するか、来年の相場動向を見守りたい。
日経平均に連れる主力処のほか、中小型株の動向も注視、前週末27日のグロース250指数は2％の上昇、本日も下値はしっかりにあった。
(本日のグロース250指数の終値は0.64pt安の644.18pt)
チャート状では、直近の上昇で、25日、75日線水準から一気に200日線(647pt)水準を捉えてきており、突破から動意づくと期待したい。
注目されるテーマは、量子コンピューター関連など。
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