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日経平均は、節目39000円を難なく突破して、一段高となった。
上昇スピードが速いと警戒もあるなか明日は節目を維持できるか。
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前日の米株市場の半導体株高やハイテク株主体のNASDAQの史上最高値更新を好感して、東京市場は買いが先行した。
日経平均は、寄り付きから三桁高、主力の半導体株に強い動きが見られ、開始早々に節目の39000円を突破した。
その後のしばらくは39000円近辺でもみあったが、10時台に入るとじわじわと上げ幅を拡大。
11時台には700円超高となって39200円台に乗せ、前場はそのまま高値圏、667.04円高の39180.06円で終えていた。
後場も前場の好地合いを引き継いで買い優勢で取引を開始して、13時24分には914.35円高の39427.37円まで値を伸ばした。
時間外の米株先物がプラスに転じるなどしたほか、ドル/円が150円台前半と再び円安方向に振れて、株高に弾みをつけたもよう。
また、後場に入り海外勢の買いが入っているとの見方もあった。
この日の高値を付けたあとは、やや上げ幅を縮小も、値を保っての推移が続き、大引けは735.84円高の39248.86円となった。
さて、前日(2日)に、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の来年度からの運用計画で、実質的な運用利回りの目標を現状の1.7%から1.9%に引き上げる案を厚生労働省が示した。
GPIFが株式への投資配分を増やすことにつながる可能性があって材料視、海外投資家が先回りして先物を買っているか。
後場に買いが一段と買いが強まった動きを見ると、海外投資家の買いが向かっているように思える。
本日の上昇で日経平均は、移動平均線チャートにおいて、25日線(38713円)を上抜けたほか、11月25日の戻り高値(39053.64円)を突破。
チャート形状の好転も手伝って上昇、売り方の買い戻しも加速しているのだろう。
いっぽうで、前日も日経平均は300円超の上昇、本日も800円超の上昇と、上昇スピードが速すぎる。
週末の米雇用統計に向けて手がけづらさが意識されてくる可能性、明日は上値については慎重な向きが出てくるかもしれない。
上昇一服となった時は、本日に回復した心理的な節目39000円を維持できるかどうかが下値の焦点となってくる。
節目を維持、底堅い展開となれば、足もとの上昇に出遅れた買いなどが入り、堅調地合いを継続するか。
また、日経平均の上値が重くなったとしても、投資家心理が改善している今は中小型株に買いが向かっていくだろう。
グロース250指数のチャート形状も悪くなく、中小型株に買いは向かいやすい(直近に、日足一目均衡表において、雲(上限623pt)を上に抜けて、上に角度を付けてきている転換線(638pt)をサポートに推移)。
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