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明日は米半導体エヌビディアの消化しのて取引。
半導体関連への好材料となれば、全体としても上振れへ。
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本日の東京市場は、スタートは買いが先行、前日の米株市場のハイテク株高や半導体株高が支え要因となった。
序盤では強めに買われる場面もあり、日経平均は節目38500円を超えてくる場面もあった。
しかし、ウクライナとロシアを巡る地政学リスクの高まりなどを重しに失速、戻り売りに押される展開に。
10時台に入ると日経平均はマイナス圏が定着して、一時は200円超安、38200円付近まで値を落とした。
前場はそのまま安値圏、172.08円安の38242.35円で終えていた。
後場は、前場終わりとほぼ変わらずで始まったあとに、再び200円超安、前場安値を更新して38200円を割れに。
新たな手掛り材料に欠けたほか、注目度が高い米エヌビディア決算発表を控えて、積極的な売買が手控えられた。
いっぽうで、円安や時間外のダウ平均先物が底堅く推移するなど安心感につながって下げ渋り、下落幅を二桁まで縮める場面もあった。
大引けも日経平均は、二桁の下落幅におさえて終了した(終値は62.09円安の38352.34円)。
ここにきて出てきたウクライナ情勢を巡る地政学リスク(プーチン大統領が核ドクトリンの改定を承認し、核兵器の使用基準を緩和)。
この先も、地政学リスクが意識される重しとなる場面は出てくるだろう、警戒はしておきたい。
明日は、注目度が高い米半導体エヌビディアの8-10月期決算(発表は日本時間の明日未明)を消化することになる。
エヌビディアは前日(19日)の取引では決算を控えるなかで5%近くの上昇と買われていた。
決算期待というよりは、持ち高調整に伴う買い戻しがメインに思うが、決算が買いを強めるきっかけになればといったところ。
東京市場においても、半導体株の弱さが足もとに目立っていたことがあり、エヌビディアの決算次第では巻き返しが期待される。
エヌビディアは今回の決算発表では来期のガイダンス(業績予測)は発表しないだろう。
ただ、おそらく来期、2026年1月期の売上高はかなり期待できる。
現時点の市場予測である売上高約50％増、50％増からそれ以上の2倍増というかなり高い売上高の伸びも期待できるとの声も。
前日に次世代ＡＩチップ「ブラックウェル」のサーバーラックの設計変更をサプライヤーに要請していると伝わっていた。
そのような中で、ブラックウェルの需要をどの程度見込んでいるかに注目があつまっている。
チャート状の日経平均は、移動平均で下向きの5日線(38433円)を抵抗に推移、その上に200日線(38562円)、25日線(38810円)が控える。
ただ、明日以降に、半導体関連株に強い動き見られれば、これを突破して上値を試す余地はじゅうぶんにある。
下値は、18日安値38150.39円から節目38000円、75日線(37899円)がサポート、これらを下回ると下押し圧力が強まると警戒。
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