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目先の日経平均は39000円を軸に横ばい、いったんこの水準で値固めか。
トランプ政権誕生による株高の期待感は根強く、米株次第では上振れへ。
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前日の米株安の影響は限定的に、ドル/円が156円台前半まで上昇した円安を材料視、東京市場は買いが先行した。
前日までの3日続落で1000円近く下げていた日経平均は、早い時間帯に565.94円高の39101.64円まで上昇した。
自律反発狙いや押し目待ちの買いが向かったが一巡後は、節目39000円を超えたことで、戻り待ちの売りに押された。
しばらく節目付近でもみあった後は上げ幅を縮小、前場は300円超高も節目39000円を下回って終えていた(306.43円高の38842.13円)。
後場は、買い一巡後は上げ幅を縮小もいっていの値を保って引けた前場の底堅さが安心感につながり、やや買い優勢でスタート。
いっぽうで、時間外のダウ平均先物がやや軟調に推移していたことなどを重しに上値も限定、方向感に欠けて、もみあい商状が続いていた。
そのなかで、終盤には、週末要因もあって上げ幅を縮小、大引けは100円超高程度で終了した。
(日経平均の終値は107.21円高の38642.91円)
本日に日経平均は、心理的な節目39000円を超える場面もあったが、戻り売りに押されて、節目を下回った。
チャート状でも移動平均線において25日線(38936円)が位置、目先の抵抗帯に意識されやすく終えた。
いっぽうで、前日までの3日続落で1000円近くの下落も、38500円で下げ渋って本日に反発と、この水準が目先の底に意識されるか。
今週の取引を、週足の移動平均線チャート26週線(38481円)を維持して終えたことも、目先の下値の安心感につながるだろう。
もっとも、日米ともに決算発表シーズンのピーク通過、目先は材料に乏しくなる。
その中で、来週は、39000円を軸に横ばい、いったんこの水準で値固め、日柄調整のような動きとなってくるか。
ただ、米株市場は、前日こそここ数日続いたトランプトレードを一服させたが、トランプ政権誕生による株高への期待感は根強い。
次の展開、この株高がいつまで続くのかを見極めようとしているようだが、まだ楽観的な見かたのほうが優勢。
前週は爆発的な上昇を見せ、その上昇の大部分を維持している。
また、上値への確実性を待ち傍観している投資家の資金がまだあり、上値余地はまだあるとの見かたも。
今回の株高が短期的に終わらず、新たな資金の追加で、他にもまだ上昇余地がある分野がたくさんあるとの強気な声も。
米株が強い動きを見せるようなら、日本株もそれに追随する動きが見られると期待する。
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