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日本株は為替との連動性が高い状況が続いている。
その中でFOMCを受けての動向が気がかりだが。
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前日の米株市場が高安まちまちに主要3指数はほぼ横ばいとなったなかで東京市場は買いが先行した。
ドル/円が前日より円安に振れて好感、日経平均が前日までの続落で600円超安と、押し目買いが入りやすかった。
日経平均は、早い時間帯に471.85円高の36675.07円まで上昇した。
しかし、その後は失速、為替が徐々に円高に振れるにつれて上げ幅を縮小、前場は258.22円高の36461.44円で終えていた。
後場は、ドル/円が朝方に比べ円高に推移するなど重しとなり、前場終りより上げ幅を縮小、その後にマイナス圏に沈んだ。
ただ、マイナス圏に沈んでからは底堅く推移するなか、終盤にはドル/円が再びやや円安に振れて、日経平均もプラス圏に浮上。
大引けは176.95円高の36380.17円となった。
さて、日本株は、為替との連動性が高い状況が続いており、本日もその流れにあった。
朝方、ドル円が142台近辺まで円安に振れて、日経平均は400円超高まで上昇した。
しかし、ドル/円が円高に振れると、日経平均は歩調を合わせるように上げ幅を縮小。
後場には、ドル/円が141円台前半まで押し、日経平均はマイナス圏に沈むなどした。
ただ、141円台前半まで押してからは円高方向への動きが一服。
終盤にやや円安に振れたことから、日経平均もプラス圏に浮上、三桁高で大引けに。
チャート状では、移動平均の5日線(36323円)に乗せて終了し、下値の底堅さを示した。
そのなかで、今晩の米市場の動向は注視しておきたい。
FOMCについては、0.25%と0.50%の利下げで見方は拮抗。
仮に0.25%なら、大幅利下げを期待していた投資家の失望売りが相場を圧迫しそうだ。
ただ、急激に円高が進む可能性は低いため、日本株にとってはプラスになってくる可能性も。
また、連邦準備制度理事会(FRB)当局者の金利見通しでは年内複数回の利下げが想定されるため、売り一巡後は幅広い買戻しも入りやすい。ハイテク関連についても、このところ調整が強まっていたため、値ごろ感による買戻しが相場を支える可能性もあるだろう。
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