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足元に日経平均は為替への反応に過敏、続き為替に神経質の展開。
その中で、為替への影響が大きい日米の中銀会合を控える
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本日の東京市場は、前日の米株高を好感して買い優勢でスタートも、円高を重しに直ぐに売り優勢に転じての展開となった。
日経平均は、二桁高で寄り付くもマイナス圏に沈んで下げ幅を拡大した。
いったん、36500円台まで押したところでは下げ渋りも、戻しは限られて、改めて売りに押される展開に。
前場は、節目36500円はかろうじて割り込まずで、326.17円安の36507.10円で終えていた。
後場は、前場終りとほぼ変わらず水準でスタートした後にやや下に振れて節目36500円を下回る場面もあった。
しかし、その水準では下げ渋る動き、戻しは限られたものの、節目36500円を維持して大引けとなった(終値は251.51円安の36581.76円)。
朝方よりドル/円が円高に推移して重しも、時間外の米株先物の底堅さや香港ハンセン指数が大幅高が支え要因になったもよう。
来週も為替の動向に神経質の展開、足元に日経平均は為替への反応に過敏になっている。
そして、為替への影響が大きい日米の中銀会合を控えており、神経質な値動きになりやすい。
米利下げへの思惑で米株が強含む場合でも、米株の上昇圧力と円高のマイナス圧力が相殺し合い、日本株は動きづらい面も。
米連邦公開市場委員会(FOMC)では25ベーシスポイント(bp)の利下げが有力視されているが、50bpの思惑も一部でくすぶる。
50bpの思惑がぶり返してくる場合、25bpではネガティブサプライズになりかねないといったところか。
布石になりそうなのが、17日に発表される8月米小売売上高。
過度に弱い数字だった場合、こちらも、その後のＦＯＭＣで25ベーシスの利下げでは物足りないと受け止められる見かた。
日銀会合は政策の現状維持がメインシナリオで、大きな波乱は見込まれていない。
ただ、総裁会見の内容に応じて、為替が動意付くリスクはくすぶっている。
いっぽうで、中銀イベントを無難に通過すれば、いったんリスクオンに傾くとの期待感もあり。
チャート状での日経平均は、週足の移動平均の52週線(36503円)を維持して今週の取引を終えて、下値の底打ち感が意識されるところ。
また、日足でも、本日は下落して引けたものの、前日に回復した5日線(36281円)を維持。
東京市場の三連休中に米株市場が堅調に推移し、為替も落ち着いた動きにあれば、下値の底打ち感を意識した展開となってくるか。
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