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日経平均は売り一巡後は下げ渋りも、続きドル/円の動向次第。
今週も大統領候補者のテレビ討論会や米経済指標と警戒材料は多い。
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前週末(6日)の米株の大幅安や円高進行を嫌気して、東京市場は売りが先行、日経平均は寄り付きから500円超安となった。
寄り付いてからも下げ幅を拡大して、一時は1143.60円安の35247.87円まで下落した。
売り一巡後のしばらくは、値を戻す流れが続いたが、始値(35805.82円)を上回ったところでは押し戻される展開に。
そのなかで前場の取引は、778.15円安の35613.32円で終えていた。
後場は、前場終りより下げ幅を縮小してスタート、朝方の売りが一巡し、落ち着きを取り戻しての推移となった。
一時戻りが鈍くなる場面もみられたが、心理的な節目36000円を回復して、36200台まで戻し、そのまま本日高値圏で終えた。
(本日終値は175.72円安の36215.75円)
さて、週明けの東京市場は、前週末の週末の米雇用統計を受けて円高や米景気への警戒感がくすぶって売られた。
日経平均は、寄り付きから節目36000円を割り込んで、一時は1100円超安、35200円台まで押した。
ただ、ドル/円が朝方の142円台前半から後半へと円安に推移して支え要因、売り一巡後は下げ渋った。
とはいえ、引き続きドル/円に大きく左右される展開はこの先も続く。
米雇用統計からは、雇用情勢の緩やかな悪化が改めて確認も、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅がどうなるかの決定打とはならず。
米連邦準備理事会(FRB)高官の発言も50ベーシスの大幅利下げを正当化するほどではなかった。
目先、17日-18日の米FOMCまでのドル/円の予想レンジは140円-145円。
短期的にドルの下値余地は140円をメドに限定的も、145円を超えて戻すのも厳しいといった見かたにある。
ただ、10日に米大統領選のテレビ討論会が予定されており、トランプ氏が優勢になった場合は円高が加速する可能性もあって注意が必要。
その他に、経済指標では、11日の米消費者物価指数(CPI)を受けたあとの動向が注目される。
為替にらみの展開のなか、2番底をつけたほうが相場としては健全との見方もある。
日経平均はどの程度で耐えられるかがポイントで、下値メドは35000円を維持できるかどうかが目先の焦点。
ドル/円が140円台を割れた場合は、日経平均は35000円-31000円のレンジに移行していくことになるか。
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