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日経平均は38000円を中心とした保合いから上振れ傾向。
来週は、節目39000円まで、すんなり水準を引き上げるか。
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前日の米株市場はまちまち、NASDAQはエヌビディアが売られて下落もNYダウが上昇(史上最高値を更新)。
東京市場は前日にエヌビディアの下落は織り込み済み、NYダウ高や円高一服を支え要因に買い優勢に。
日経平均は、小高く寄り付いた後に、マイナス圏に沈むなど、しばらく前日終値近辺でもみあった。
しかし、主力大型株の動きが良くなり、上げ幅を拡大して、200円超高、一時は38600円台まで値を伸ばした。
その水準では買い一巡感が出てきたものの、前場の取引は節目38500円を上回って終えていた(前場終値は222.90円高の38585.43円)。
後場は、前場終りよりやや安くスタート、新たな手がかり材料に欠けるなか、週末要因もあり上値が重い展開となった。
週末ということに加え、米国で今晩発表される7月の米個人消費支出(PCE)物価指数などを見極めたいと、積極的な買いは見送られていた。
しかし、時間外の米株先物が底堅く推移し、香港ハンセン指数や上海総合指数が大幅高となるなど支え要因に、下値の底堅い展開。
そのなかで、終盤には買いが強まり、日経平均の上昇幅は一時300円超高、そのまま高値圏で、この日の取引は終了した。
(日経平均の終値は+285.22円の38647.75円)。
本日の株高は、円高一服していたこともあるが、エヌビディアの決算という重要イベントを通過して、安心感が買いを誘ったか。
エヌビディアは、材料出尽くし感から売られる展開となったが、決算内容としては良いものだった。
続き、為替の動向には注意すべき点はあるが、日経平均は足もとの2週間ほどつづいた38000円を中心とした保合いから上振れ傾向。
週ベースで見ても、今週は月曜こそ下げたものの、火曜日以降は買い意欲の強さがうかがえて3週続伸を達成、9月に向けて良い流れに。
週明け、直近の上値抵抗、移動平均の75日線(38649円)を上抜ける動きとなれば、節目39000円まで、すんなり水準を引き上げそうだ。
その他、強いリバウンドを続けていたグロース250指数は、いったんは移動平均の200日線(677pt)を抵抗にした動きとなっている。
ただ、そこから売り込まれることはなく、前日は下落もローソク足は陽線、本日は小幅上昇も陽線で引けた。
下値の買い意欲がうかがえるなか、200日線を突破してくる動きが見られれば、中小型株の盛り上がりの後押しとなってくるだろう。
(グロース250指数の本日終値は7.52pt高の669.01pt)
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