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日経平均は円高のほか、エヌビディアの決算も波乱要因となるか。
いっぽうで、新興グロース株が持ち直す動きにあり注目・期待。
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本日の東京市場は、朝方から売りが先行、前週末の米株高を好感できずに円高進行が重し、日経平均は200円超安での寄り付きに。
寄り付き後の早くに、心理的な節目38000円を割れて一段安、一時は538.96円安の37825.31円まで下落する場面もあった。
その水準では売りが一巡して下げ渋ったものの、戻りは鈍いままに、400円超安、節目38000円を割れたまま、前場の取引は終えていた。
後場も、前場の流れを引き継いで、為替の動向をにらんでの展開のなか、円高の動きが一服したため、下値はしっかりとなっていった。
節目38000円付近まで戻して、いっときこの水準で推移したあと、終盤にやや強含み、38100円台で大引けとなった。
(日経平均の終値は254.05円安の38110.22円)
さて、前週末の米市場ではパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が9月利下げを示唆(9月の0.5%の利下げもあり得るのではないか)。
米国では、米金利低下期待でハイテク株を中心に買われて、主要指数(NYダウ、S&P500、NASDAQ)は大きく上昇した。
ただ、ドル/円は円高に進行して日本株は売られる展開、8月初旬の株安後の戻りが速かっただけに、利食い売りも出やすくあった。
前週から続き、為替にらみの展開にある日本株は注意が必要だろう。
ドル/円は8月5日に一時的に付けた141.66円まで節目らしい節目がなく、一段と円高に推移するとの警戒されるところ。
そもそも、日経平均の年前半の上昇局面は、円安による海外短期投資家の先物買いが主導し大型株が買われていた。
それだけに、円高リスクがくすぶる間は上値の重さが意識されやすい。
ただ、足元の円高進行は、まだ混乱するほどでもなく、140円台を維持できれば、年度平均を考慮すると増益基調は継続できるとみている。
その中で、株式市場も下値の底堅さを示すことになるだろう。
とはいえ、目先は日米の政治イベントを控えており、急上昇は見込みにくいといったところか。
その他に現状は、米国時間28日に予定されているエヌビディアの決算への注目度が高く、内容次第では波乱要因となるか。
一時期に比べエヌビディアの動向と国内関連株との連動性は薄れた。
しかし、半導体関連株は、指数寄与度の高い銘柄(東京エレク<8035>やアドバンテスト<6857>など)が多く、警戒感はくすぶる。
日経平均は、下に振れる展開となった場合は、移動平均の25日線(37335円)が下値のサポートに機能するかが目先の焦点。
本日、日経平均の大幅安、主力処、大型株のさえないなか、新興グロース株に資金が向かった。
これまで放置されてきた新興グロース株が持ち直す動きとなっている
グロース250指数が4.8％高と大きく上昇して大引け(終値は671.79pt)。
チャート状でも、移動平均において、足もとに75日線(631pt)に乗せてきていたなかで、この水準から上振れ。
目先、上値抵抗に控える200日線(677pt)を突破する動きが見られれば、一段と騰勢が強まってくるところ。
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