みなさん、こんにちは。
東京市場前場概況と後場の見通しをお伝え致します。
前場の日経平均は反落(93円安) 続き為替の動向に振らされる展開
前日の米株市場は、翌日のジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控えて持ち高調整、ハイテク株を中心に売られて、主要3指数そろって反落となった。
東京市場では、米株安を重しとしつつも、為替相場でドル/円が前日終値付近より円安に振れていたことがあり、株式市場は買いが先行、日経平均は早い時間帯に159.69円高の38370.70円まで上昇した。
しかし、買い一巡後は上値の重い展開、衆院財務金融委員会の閉会中審査での植田和男日銀総裁の発言を受けてドル/円が円高方向に振れてこともありマイナス圏に沈むと三桁安、心理的な節目38000円近くまで値を下げるなどした。
節目38000円付近では下げ渋る動きにあったものの、前場はそのままマイナス圏で終えた。
(植田日銀総裁は、経済物価見通しの実現確度が高まれば金融緩和度合いを調整するという基本スタンスに変わりないと述べ、「タカ派」との見方から円高に振れたもよう)
日経平均前場終値は-93.57円の38117.44円。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がりは98、値下がりは880、変わらずは66。
業種別では、値上がりが19業種、値下がりが14業種。
値上がりは、建設、精密機器、その他金融など。
値下がりは、電気機器、保険、卸売など。
後場の見通し
足もとに日本株は為替の動向に振らされる展開にあって、本日もその動きが継続している。朝方は、前日終わり時点より円安にあったことから買い優勢にあった。しかし、衆院財務金融委員会の閉会中審査での植田和男日銀総裁の発言を受けてドル/円が円高方向に振れて売り優勢に。後場についても変わらずドル/円の動向に振らされる展開、145円台を維持なら日経平均は節目38000円を維持か。いっぽうで、145円割れなら、節目38000円を割れてくる動きとなりそうだ。
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