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週明け、来週の日経平均は、節目39000円を試す展開となるか。
焦点は、ジャクソンホール会合でのパウエル氏の見解。
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本日の日本株は、朝方は買いが先行、前日の米株は下落するも、円高一服が安心材料となった。
日経平均は、早い時間帯に、上昇幅を三桁まで伸ばす場面もあった。
ただ、衆議院の財務金融委員会が始まる9時半近辺で急失速し、マイナス圏に沈んむ場面も。
マイナス圏に沈んだところでは買いも入り、いっときは小高く推移していたが、売りが強まる展開に。
植田日銀総裁の発言が、「タカ派」との見方から円高に振れて、株式市場の重しとなったもよう。
植田日銀総裁は、経済物価見通しの実現確度が高まれば金融緩和度合いを調整するという基本スタンスに変わりないと述べた。
ドル/円の動きを横目に、日経平均はマイナス圏が定着して下げ幅を三桁まで拡大し、心理的な節目38000円近くまで値を下げた。
しかし、円高圧力が和らいできた11時以降はやや値を戻して、前場終りは2桁安にとどめて、38100円前半となっていた。
後場は、プラス圏に浮上してのスタート、植田日銀総裁の発言からドル/円が円高に振れたが、その動きが一服して、安心材料に。
為替が落ち着いた動きとなるなかで、日経平均の上昇幅は200円超高、38400円台まで値を伸ばす場面もあった。
ただ、その水準では、節目38500円を意識されて伸び悩み、様子見姿勢が強まって上げ幅を縮小した。
今晩に「ジャクソンホール会議」でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が予定されるなか積極的な売買が限られていった。
日経平均の本日の終値は153.26円高の38364.27円。
さて、週明けに向けて、焦点となるのは、ジャクソンホール会合でのパウエル氏の見解。
パウエル議長は、9月に緩和的な政策に修正する可能性を示唆する見通し。
市場が過度に織り込んでいる利下げペースについては、慎重姿勢を強調してくるのではと見られている
ここまで、FOMCメンバーの発言が伝わっていたが、利下げペースについては、慎重姿勢を強調している。
少なくとも、市場が織り込んでいる年内計0.75%もしくは1.00%ポイントの利下げを示唆する内容にはならないか。
直近、植田総裁の発言がタカ派的、パウエルFEB議長の発言がハト派寄りと受け止められて円高・株安が進んだことは記憶に新しい。
本日も、植田日銀総裁の発言が、「タカ派」と反応され、一円高に振れる場面があったが、一時的で、その後は落ち着いた動きに。
パウエル議長講演についても、織り込み済みの内容にとどまれば、安心感につながってくるか。
チャート状での日経平均は、足もとに移動平均の25日線(37412円)に乗せての推移、5日線(37995円)をサポートにした推移が続いている。
その中で、直近の上値抵抗の75日線(38642円)の突破する動きが見られれば、節目39000円を試しにいく展開が、週明け、来週に見られそう。
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