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日経平均は堅調も、そろそろ戻し一服の可能性も。
目先はディフェンシブかつバリュー株の方に関心を向けたい。
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前日の米株高を好感できずに売りが先行した東京市場、日経平均は二桁安で寄り付いていた。
しかし、直ぐにプラス圏に浮上、その後のいっときは前日終値付近でもみあっていた。
その中で、10時台後半辺りからは買いに勢いがついて300円超高、前場は366.32円高の36808.75円で終えていた。
後場は、前場の好地合いを引き継いで買いが先行、前場終りより高く始まり、36885.16円(442.73円高)まで上昇、この日の高値を付けた。
朝方に比べやや円安にあったほか、時間外の米株先物が堅調、上海や香港の中国株も底堅く推移して、安心感につながったもよう。
いっぽうで、前日までの3連騰で1600円超高となっていたことから、一段の上値追いには慎重姿勢、大引けは上げ幅縮小して終えた。
(日経平均の終値は284.21円高の36726.64円)
さて、日経平均は、8月5日の急落前の水準を回復、前日に25日線との乖離率が売られ過ぎゾーンの5％を下回るなどしていた。
そのため、いったんは達成感も意識されやすいところで、上値の重さが意識さると警戒感もあった本日。
しかし、高いところからは上げ幅を縮小も、円超高で4日続伸と、堅調に引けてきた。
堅調な4-6月期の実質国内総生産(GDP)や為替の円安が支え要因となったもよう。
次のターゲットは、移動平均線チャートの200日線(36984円)、これを回復できるかどうかが、目先の焦点。
200日線を回復となれば、下値の底打ち感が増してくるところだが、一段と戻しを強めれるかどうかの判断は難しい。
チャート形状的に、25日線が75日線を下に抜けてデットクロスとチャート形状は悪化させており、これらが上値の抵抗に意識される。
8月6日からの株価急反発からの戻しが、そろそろ一服との見方も少なくなく、2番底へ向かうリスクには注意したい。
日本株は、決算発表が一巡したことでファンダメンタルズ面での新規材料が出にくい。
加えて、国内政治の不透明感は海外勢に嫌気されやすく、上値を追いづらい展開にはある。
そうした状況下で、割高な成長(グロース)株よりも、ディフェンシブかつバリュー株への注目度が目先が強まっていくか。
景気に左右されず安定的な収益を上げるかつ、PBRなどから割安感が意識される銘柄などの、保有の比率を増やしていくのが無難か。
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