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日経平均は急落で、値幅調整の一巡は近く、今後は値固めへ。
グロース250指数は下落も小幅、続き中小型株の優位な展開。
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前日の米半導体株安や円高進行を嫌気して東京市場は売りが先行、指数への寄与度の高い半導体関連を中心に売られた。
日経平均は、寄り付きから500円超安、その後に直ぐに900円超安まで値を下げた。
いっぽうで、半導体株以外には、内需を中心に買われる銘柄も多く、支え要因となった。
ただ、それでも、日経平均の戻しは鈍いままに、前場の取引は800円超安で終えていた(819.83円安の40277.86円)。
後場は、下げ渋る場面もあったが、戻す動きも限定的に、上値の重い展開が続いた。
円高・ドル安の動きが一服していることや、時間外の米株先物指数が底堅く支え要因。
いっぽうで、米国による対中半導体規制や米大統領選挙など警戒要因から積極的な買いは限られたもよう。
そうした状況下で、取引終了にかけて売り圧力が強まり、引け間際には993.47円安の40104.22円まで下落、この日の安値を付けた。
(大引けの日経平均は971.34円安の40126.35円)
さて、前日の米株市場は、NYダウが上昇もハイテク株主体のNASDAQが下落と高安まちまちとなった。
足もとは、足並み揃えての上昇となっていたが、これが崩れたかっこう。
この動きが嫌気されて、東京市場は売りが先行、特に指数寄与度の高い半導体株を中心に売られて日経平均は急落した。
米株市場が、米中摩擦への警戒を背景に半導体株安となり、その流れを東京市場も引き継いだかっこう。
この半導体株安については、輸出規制を強化したからといって世界の半導体需要が消滅するわけでもなく影響は限定的、次第に落ち着くか。
半導体株は年初からかなり上げていたので、反動が大きく出て過剰に反応されたといったところ、さほど悲観する必要はない見かた。
日経平均についても、本日の急落によって、移動平均の25日線(39907円)との乖離率を1%割れまで低下させた(乖離率は0.45%)。
この辺りで値幅調整は一巡、もう少し押しても心理的な節目40000円をやや割れる程度、25日線が下値のサポートへ。
そこからは、いったん日柄調整で値を固めるイメージ、内需株が下支え要因となり、次の上昇は半導体株などの切り返し待ち。
また、中小型株については、日経平均の急落につられるも比較的底堅い動き、グロース250指数の下落幅はいってい程度にとどまった(終値は690.17pt)。
チャート状では、前日に乗せた移動平均の200日線(686pt)上での推移が続き値固めをすすめた。
そのなかで変わらず、中小型株に買いが向かいやすい展開が続くと予想する。
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