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明日は日銀会合の結果発表、波乱なく通過することができるか。
波乱無しなら、今年前半の最大のヤマ場を通過、騰勢を強めるか。
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前日の米株市場は、長期金利の低下を受けてエヌビディアなど半導体株やハイテクを中心に強く買われていた。
東京市場は米ハイテク株高から買いが先行、日経平均は寄り付き直後に375.73円高の39252.44円まで上昇した。
しかし、高く始まった後は失速、前場引けにかけて下押し圧力が強まり、マイナス圏に沈んで前場は終えていた。
後場も、前場引けの流れを引き継いで売りが先行、下落幅は三桁まで拡大した。
その後は下げ渋っていたものの、戻しの鈍い中で大引け間際に186.92円安の38689.79円まで下落。
そのまま安値圏、大引けは156.24円安の38720.47円となった。
本日は、米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化や米連邦公開市場委員会(FOMC)を経てハイテク株高となった米株市場を好感し買いが先行。
しかし、明日の日銀会合の結果発表やメジャーSQ(特別清算指数)を控えたポジション調整から売りに傾いた見かた。
さて、前日のハイテク株を中心に強い買いが目立った前日の米株市場、本日もこの流れを継続することができるか。
引き続きインフレ指標が材料視され、今晩の生産者物価指数(PPI)の伸びが鈍化すればといったところ。
鈍化となれば、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め政策長期化への警戒を弱めるだろう。
FOMCの通過で金融政策への不透明感はやや払拭され、買戻しが入りやすい。
金利高が抑制されればハイテク買いは続き、相場の押し上げ要因と期待される。
いっぽうで、市場の利下げ期待は後退し、積極的にも買いづらい、いったんは材料出尽くしの利益確定売りに向かう可能性もあるか。
国内では、明日の日銀会合の結果発表が注目される。
会合では、金融政策の現状維持が見込まれており、植田和男総裁の発言などから追加利上げのタイミングを探ることになる。
国債買い入れ減額の有無と具体策も焦点だが、減額は織り込まれている。
想定の範囲内にとどまれば、初期反応こそ振れる可能性はあっても波乱なく通過することになるだろう。
チャート状での日経平均は、週足の移動平均の13週線(38812円)を意識しての推移に直近のここまではある。
上振れとはならずも、下に振れることなく、煮詰まり感も強い。
その中で、明日の週末から週明けにかけて、強い動きが見られれば、今年前半の最大のヤマ場を通過した安心感から騰勢を強めるか。
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