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売り優勢も下値の底型さも感じられた本日の日本株。
明日の動き次第で、目先に上にいくか下に向かうか決まるか。
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前日の米株市場は高安まちまちに小動きに終了、日経平均が前日までの続伸で780円超高となっていた反動から、東京市場は売りが先行。
日経平均は一時、237.90円安の39535.23円まで値を下げる場面もあったが、売り一巡後は下げ渋る動き、100円超安程度で前場引けに。
後場は、前場の下値の堅い展開が安心感となったいっぽうで、今晩に発表の米3月の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいと様子見ムード。
マイナス圏でのもみあい商状が続くなか、終盤に売り含み、262.65円安の39510.48円まで下落し、この日の安値を付けた。
大引けはその水準からやや戻して、191.32円安の39581.81円となった。
さて、日経平均は、本日も上昇が続き三連騰となっていれば、トレンドは上に転換と判断されるところにあった。
チャート状での日経平均は、前日にローソク足が上ヒゲのない陽の大引け坊主で終了し、強い買い意欲を窺わせていた。
本日も上昇が続き、移動平均の25日線(39747円)を突破する動きとなれば、上にいきたがっていると判断されただろう。
しかし、手掛り材料難の中でそうとはならず、今晩に3月消費者物価指数(CPI)の発表やFOMC議事録の公表が控えて様子見姿勢が強かった。
とはいえ、下値では押し目買いが入り、底型さも見れて、5日移動平均線(39493円)がサポートに機能。
引き続き、週足においては、右肩上がりの13週移動平均線(38499円)を維持しており、上昇トレンドを継続しているかっこう。
明日は、3月消費者物価指数(CPI)の米市場の動向受けて、どう動くか。
今の日本株が上に行きたがっているのか、そうでないのかを見定める1日となってきそうだ。
CPIについては、総合が再加速、コア指数は伸びがやや鈍化の見通し。
連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は中立的な内容が予想されている。
インフレ高止まりなら利下げ時期は9月以降にずれ込むとの思惑から、金利高を手がかりにハイテクを中心に米株の上値は重いか。
いっぽうで、CPIが想定ほど強くなければ買戻しが期待されるところ。
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