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日経平均は反発も伸び悩み商状で25日線割れの推移が続いた。
年始から続いていた強いトレンドは弱まっていると警戒。
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前週末(5日)の米株高を受けて、週明けの東京市場は買いが先行、日経平均は400円近い上昇で寄り付いた。
高く始まった後も上を試し、いったんは節目39500円を前に足踏みも、突破して625.28円高の39617.36円まで上昇。
その後はやや萎んだものの、39500円を上回って前場の取引を終えていた。
しかし、後場は、前場終りより安くスタート、戻り待ちの売りが優勢となり、上げ幅を縮小する展開に。
前場のプライム市場の売買代金が2.0兆円に留まるなど、大幅高も商いが伸びず、様子見ムードが強まっていったか。
週初の東京市場はとりあえずは反発となったものの、上値の重さが意識されるかっこうで引けた。
(日経平均の終値は354.96円高の39347.04円)
チャート状でも日経平均は、移動平均線において、25日線(39772円)に届かず、同線割れでの推移が続いた。
また、25日線を5日線(39480円)が上から下に抜けてデットクロスと、地合いの悪化を示唆している。
3月中旬にも、25日線を割り込む場面はあったが、下向いた25日線割れは今年初めてのこと。
まだ、3月安値の38271.38円(3月12日)より上で推移している状況で、さほど悲観する必要はないとの見方はできる。
週足においても、右肩上がりの13週移動平均線(38481円)を下方に控えて、中期的には強いトレンドは継続している。
とはいえ、年始から続いていた強いトレンドは短期的には弱まっていると警戒するところ。
イベント事では、10日に米国の3月消費者物価指数(CPI)が発表され、この日に3月開催のFOMCの議事録も公表される。
その他に、11日には欧州でECB理事会が開催される。
足元では米国の利上げ時期や回数を巡って思惑が交錯しており、経済指標や中銀からのメッセージに長期金利や為替が大きく刺激されるか。
国内では11日にファーストリテイリングが上期決算を発表予定で、決算を消化する12日がオプションSQ日。
日経平均の振れ幅も大きくなる公算が大きく、日々各種材料に一喜一憂し、大幅高もあれば大幅安もあるといった荒い動きが続くか。
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