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日経平均の下値は節目36000円をメドに値を固めている。
続き、週内に、バブル崩壊後の最高値突破を試す可能性を残した。
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前日の米株安が重しとなり、本日の東京市場は売りが先行、日経平均は三桁安でスタートして、しばらく下値模索が続いた。
36100円を割り込んだところでは、心理的な節目36000円が下値のメドに意識されて下げ渋りも、戻しは鈍かった。
前場を200円を超えの下落幅で引けて、後場もほぼ同水準でスタートさせた後に下げ幅を縮小する展開に。
朝方は軟調だったダウ平均先物の下値が底堅くあり、香港ハンセン指数や上海総合指数が堅調に推移し支え要因に。
また、トヨタ<7203>が、場中に発表した決算を材料視して上昇、昨年来高値を更新するなど値動きが良く、指数の後押しとなった。
いっぽうで、引き続き、短期的な過熱感が意識されている面があり、下落幅を二桁まで縮める場面での上値は重かった。
日経平均の本日の終値は193.50円安の36160.66円。
さて、日経平均は、心理的な節目36000円が目先の下値メドに意識されており、36100円を割れたところでの下値は底堅くあった。
チャート状でも、日足一目の均衡表の転換線(36070円)が下値のサポートに意識、36000円付近で下値を固めている印象にある。
引き続き、中長期的なトレンドは、25日線(35344円)が右肩上がりを維持し、上に向いたまま。
25日線との乖離率も本日終値で2.12%程度にとどめ、過熱ラインの5％を下回り、上値余地を残した状態。
変らず、週内は1月23日に付けたバブル崩壊後の最高値36984.51円の突破を試す可能性は残るだろう。
前日(5日)、主要3指数とも下落(NYダウ、S&P500、NASDAQ)となった米株市場だが、本日は下げ渋りを予想。
足もと、目先に開催されるFOMC(連邦公開市場委員会)での政策金利引き下げへの期待が徐々に低下している。
そのなかで、これまでの強気相場での利益確定や持ち高調整の売りが出やすい展開となりそう。
ただ、アマゾンなどの決算を受けて、好業績銘柄には買いが強まる見通し。
景気の先行き不透明感は払しょくされていないものの、ハードランディング(景気の急激な失速)への過度な懸念は後退して売りづらい面も。
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