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東京市場はポジティブな動きの中でネガティブな動きも。
米FOMC、企業決算などイベント事も多く、続き注意は必要。
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前週末の米株市場が高安まちまちのなかで、東京市場は前週末の大幅安の反動からで多くの銘柄に買いが向かった。
日経平均は、寄り付きこそ小幅な上昇も、上昇幅を三桁に乗せ、節目36000円付近でしばらくもみあった後に一段高。
一時は400円超上昇して36100台に乗せた後、やや値を消したものの、36000円を上回って前場の取引を終えていた。
後場も前場の騰勢を維持するかっこうで強い展開、この日の高値となる435.80円高の36186.87円まで値を伸ばした。
その後は、上昇一服感があったものの、値を保っての推移は続き、この日の取引は275.87円高の36026.94円で終了した。
前週末に下回った心理的な節目36000円を即日で回復してきたかっこう。
さて、高いところからは上げ幅を縮小も、それなりに値幅を伴っての上昇となった週明けの日経平均。
週明けのスタートとしては悪くなく、まずまず良好だったと見れる。。
しかし、今週は、30-31日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるスケジュール。
NYダウ、S＆P500指数が史上最高値圏で推移するなか、FOMCが利益確定のきっかけになる可能性があり注意が必要だ。
今回のFOMCでは4会合連続で政策金利を据え置くとみられるが、政策金利の引き下げを巡る議論は続いている。
市場では最初の利下げが3月ではなく、5月になると予想する向きが増えているが、1月のFOMCで何らかのヒントを探ることになるだろう。
また、週末2月2日には1月の米雇用統計の発表を控えており、これが、積極的な売買を手控えさせる要因ともなってくるか。
その他に、日米ともに主要企業の決算発表が本格化、注目度の高い企業の決算反応によってボラティリティが高まる可能性も。
米国で30日にアドバンスト・マイクロ・デバイス<AMD>、アルファベット<GOOG>、2月1日にはアップル<AAPL>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、メタ・プラットフォームズ<META>などの決算発表が予定されている。
国内では31日にアドバンテスト<6857>、レーザーテック <6920>などの発表が控えている。
チャート状での日経平均は、前週末に500円近く値を下げて、移動平均の25日線との乖離率も、過熱ラインの5％を下回った。
スピード調整一巡を示唆して本日に上昇、続き25日線との乖離率も5％を下回ったままにある(本日引け時点の乖離率はプラス3.71％)。
いっぽうで、下向きに転換した5日線(36151円)を上値の抵抗にした動き、ポジティブな動きの中に、ネガティブな面もあった。
FOMCや米雇用統計、企業決算の本格化のなかで、とりあえずは目先、5日線を回復できるかどうかが、目先の焦点となってくる。
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