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高パフォーマンスを続ける日本株、日銀会合を無難に通過し一段と騰勢が強まるか。
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前週末(19日)の米株高が好感されて東京市場は朝方から買いが先行、日経平均は前場に一時、572.09円高の36535.36円まで値を上げて、17日の昨年来高値(36239.22円)を大きく更新した。
その後は目先の利益を確定する動きも出てきて、上値が重くなるも値を保っての推移が続いて400円超の上昇、36300円台後半で、前場の取引は終えていた。
後場、前場終りの流れを引き継いで騰勢が落ち着く流れにあったが、終盤に改めて上を試す展開となり一段高、36500円台に乗せると引け間際には600円超上昇する場面もあり、583.68円高の36546.95円で大引けとなった。
さて、週前半は日銀金融政策決定会合が開催されるため、結果待ちの模様眺めムードが強まるとの見かたもあったなかで、本日の東京市場は強い動きを見せた。
引き続き、日経平均の過熱感は強く、25日線との乖離率がプラス7.21％と過熱ラインの5％を大きく上回る。
ただ、日足でも週足でも25日線や13週線など主要線が軒並み上向きで上昇トレンドに乗る。
日銀会合についても、大きなサプライズは見込まれておらず、「現状の金融政策は据え置き」「「金融政策の正常化」に向けた検討や時期は明言せず」となっている。
昨年末には今会合にて早期の「金融政策の正常化」に向けた動きを示すといった観測もあったが、1月1日に発生した能登半島地震を受けて一気に後退。
また、グローバルでも高パフォーマンスを続けている日本株、海外ファンドなどは運用成績を上げるためにも日本株を組み入れざるを得ない需給状況、日経平均型などインデックスに絡んだ形での資金流入は継続しやすい。
そうした中で日経平均は、節目36500円に乗せて終えており、このまま上値を追う可能性はじゅうぶんにある。
懸念があるとすれば、下値模索を続ける上海総合指数と香港ハンセン指数、とくに香港ハンセン指数は2022年安値を割り込んでくると、世界的に金融危機の影響が広がった2009年以来の安値水準が見えてくる。
中国株投資家のモメンタム悪化を招く可能性もあり、中国株の投げ売りが加速し、上海総合指数、香港ハンセン指数が一段安の展開となった場合、中国で事業を展開する銘柄はきつい動きとなってくるか。
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