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日経平均は節目34000円を大幅に突破、さすがに上値の重さが意識されるか。
日経平均と比較して安い水準のグロース市場、中小型株の巻き返しにも期待。
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東京市場は朝方から買いが先行、前日の米ハイテク株高や、為替がドル高/円安に振れたことが好材料視された。
日経平均には、心理的な節目34000円を突破(バブル崩壊後高値を更新、1990年3月上旬以来、約33年10ヵ月ぶりの高値水準)。
節目34000円を突破後も一段高となり、後場に700円超えの上昇幅、次の節目34500円に乗せる場面もあった。
前場に節目を突破後も堅調だったこと、東証の改革要請や新NISA(少額投資非課税制度)への期待なども押し上げ要因になったか。
(本日の日経平均の終値は678.54円高の34441.72円)
さて、ここからの日経平均は、さすがに上値の重さも意識されそうだが、上げ幅を急速に縮める展開は回避されるか。
TOPIXが昨年来高値を更新となるなど、幅広い銘柄に買いが向かっているなど、その強さがうかがえる。
チャート形状的にも、ここまでは移動平均の25日線(33224円)付近で推移し方向感に欠けていたが、上に振れたかっこう。
今後、銀行株、商社株などにも強い動きが見られると、世界的な日本株出遅れ修正の動きが継続するだろう。
また、日経平均と比較して安い水準にあるのがグロースコアやグロース250、中小型株の巻き返しにも期待したい。
その他に、今週から小売企業の決算発表が本格化してくる。
円安で逆風の小売企業だが、決算きっかけで上に振れることができるかに、今週は注目したい。
今晩の米株市場については、11日の12月消費者物価指数(CPI)を見極めるムードが広がりやすいか。
現時点では前年比で総合が前回を上回り、コア指数は小幅低下が予想される。
翌日の生産者物価指数(PPI)についても総合は前回より加速が見込まれ、インフレ高止まりが警戒される。
長期金利が上昇基調を維持すれば、ハイテク株売りが先行しそうだ。
ただ、その半面で、週末の決算発表を前に金融株は売りづらい。
そうしたなかで、全体としては、下げ渋りの展開が予想される。
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