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続き金利動向に神経質な状況の中で、発表される経済指標がカギ。
指標を受けて長期金利の上昇が一服、株式市場は持ち直すか。
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本日の東京市場は朝方から売りが先行してその後も売りが強まる展開、終日軟調に推移して終了した。
日経平均は、前日のNYダウ安や米10年債利回りの大幅上昇を嫌気、寄りから3桁安、前場中頃には500円近くの下落。
その後も戻りの鈍いままに、前場は前場は393.96円安の31365.92円で終えていた。
後場も前場の軟地合いを引き継ぎ弱調子で始まり、前場安値を上回り500円超えの下落。
そのまま、この日の安値圏で大引けとなった(終値は521.94円安の31237.94円)。
日経平均はチャート形状も悪化、週足の移動平均においてここまでに、13週線(32272円)を下回ったほか、26週線(31599円)割れ。
心理的な節目の31500円も8月21日以来に割り込んできた。
このまま、これらを割れての推移が続くと、一段の下押しが警戒される、早くに31500円、週足の26週線を回復しておきたいところ。
さて、ここまでに重しとなっているのが、米利上げ長期化に警戒感、米10年債利回りは2日、4.67％と前週末(4.58％)から大きく上昇(一時4.7％台にも乗せて、2007年以来の高水準を記録した)。
また、日本の10年債利回りも本日に高値を更新してきている。
日米長期金利の上昇に加えて個人投資家による手仕舞い売りを背景に、東京市場は厳しい下げに見舞われている。
目先も金利動向に神経質な状況が続くことになりそうだ。
そうした中で今週は、週末の米雇用統計に加えて、今晩の米労働省の雇用動態調査(JOLT)。
明晩の米9月ADP全米雇用リポートなど雇用関連の指標が相次いで発表される。
これらの指標を受けて、米長期金利の上昇が一服となれば、株式市場も持ち直すと考えられる。
また、足もとでは、日米長期金利が大きく上昇しているにもかかわらず、ハイテク・グロース(成長)株は底堅い印象。
ハイテク株主体の米NASDAQも4日続伸と金利高に逆行している。
ここまでの下落率が大きかったということもあるが、こうした動きに注目したい。
今週の米雇用関連の指標で労働市場の軟化、米長期金利の上昇一服が確認されれば、ハイテク・グロース株への物色シフトが進むか。
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