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国内で今週、1500社以上の企業決算が発表予定。
プライム市場の個別株物色に注目しておきたい。
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週明けの東京市場は、前週末(4日)の米株安の流れから売りが先行して日経平均は大幅反落で寄り付き。
直後に下げ幅を300円超えに広げて、31800円台前半まで値を落とす場面があった。
しかし、売り一巡後は押し目買いの動きから下げ渋り、後場にはプラス圏に浮上して逆に3桁上昇となる場面もあった。
(日経平均の終値は61.81円高の32254.56円)。
東京市場は、決算発表がピークを迎えている他、週末(11日)が祝日にあるなど、商いは膨らみづらい。
その中で、目先の物色は、発表された企業決算など個別材料で、短期的なものに限られやすく、それに振らされる展開が予想される。
国内で今週、1500社以上の企業決算が発表予定にあり、決算を材料とした東証プライム銘柄の個別株物色が主体へ。
直近、株価が大きく下落しながらも業績が堅調に推移している銘柄はしっかりと注視しておきたい。
また、好決算銘柄の買いが優勢となれば、日経平均など指数の回復につながる見通し。
チャート状で見た日経平均は、75日移動平均線(31586円)が下値のサポートに意識されるなかで、節目32000円割れの水準では底堅さあり。
その中で、週変ってわずかながら下回った週足の移動平均の13週線(32267円)、同線に乗せてトレンドを維持できるかが目先の焦点。
その他に経済指標では、10日米7月消費者物価指数(CPI)、11日に米7月卸売物価指数(PPI)に注目が集まる。
4日に発表された米7月雇用統計は非農業部門雇用者数が下振れたとはいえ、ほぼ市場予想並みだった。
一方、失業率は予想に反して低下し、平均時給は前月比および前年同月比でともに低下の予想に反して前月と同じ伸びにとどまった。
前週3日に約9カ月ぶりの高水準にまで上昇した米10年債利回りは、米雇用統計の発表後は出尽くし感からいったん低下で反応。
しかし、依然として4％を超えており、続き、米長期金利の動向が気がかりな中で、CPIやPPIの結果がどう影響与えるか警戒される。
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