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日経平均は直近のここまで戻しの抵抗だった25日線に乗せた。
明日に結果が出る日銀会合を無難に通過して上振れとなるか。
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さて、今週は日米欧の金融決定会合が相次ぐ中銀ウイークで、その第一弾だった前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を波乱無しに通過した。
FOMCでは0.25％の利上げが決定、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は今後についてデータ次第としてほぼ市場予想通りの結果となった。
次に第二段、27日のECB理事会では米国同様0.25%の利上げが濃厚で、こちらは打ち止め感の台頭にはまだ若干時間がかかる。
米国よりも金利水準が低く、なおかつインフレ率は高い状況であることから、これは当然。
そして最後に、28日の日銀金融政策決定会合、一時期はこれが最大の関門とみられていたが、その見かたも薄まっている。
直近の植田日銀総裁の発言などから、俎上に載っているイールドカーブ・コントロール(YCC)の政策修正は今回は行わないとの見方が大勢。
ただ、仮にそうであっても、日銀は早晩YCC解除に動くよりないという思惑はもはや拭えない状況ではある。
これが具体的にいつになるのかを、市場はそれを読み込む段階に入っているようだ。
日銀では1月、4月、7月、10月に展望リポートを開示、変更するとすればリポート開示の10月が有力と見られている。
今週行われる決定会合は現状維持として、次回9月21-22日の決定会合でも政策変更はなされずの見かた。
そして、日本の場合はYCCを解除しても、外堀を埋めたに過ぎない。
マイナス金利解除という本丸には相当な距離があり、日本株の上昇余地は残っている海外投資家からも見られやすいだろう。
世界的なクラッシュ、円安が加速した時の物価高で日銀批判が強まるなどあれば波乱はあるかもしれない。
そうでもない限り、円安・株高というのが基本的なシナリオ。
その中で本日に日経平均は、200円超えの上昇で反発、直近のここまで戻しの抵抗となっていた移動平均の25日線(32754円)に乗せて終了。
(日経平均の本日終値は222.82円高の32891.16円)
一時は32900円台に乗せる場面なども見られており、節目33000円回復も射程圏内。
明日に結果が出る日銀会合を無難に通過することで、トレンドは上に強まっていくと期待されるところ。
その中で、個別の物色も決算やテーマ性を材料に盛り上がっていくと見込まれる。
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