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今週は注目イベントを多数控えて振れ幅が大きくなるか。
また、個別でも決算絡みで上下大きく動きやすい。
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週明けの東京市場は、為替が円安に振れたことなどが支え要因となり買い優勢の展開。
日経平均は前週末にかけて下落した反動で買い戻しの動きが出で、3日ぶりに大幅反発(396.69円高の32700.94円)。
チャート状でも、直近に割れた5日移動平均線(32577円)を回復と、下値への安心感は出てきている。
ただ、25日線(32837円)を下回っての推移で同線を抵抗、続き25日線を上回ってこないかぎりは調整局面の見かた。
そうした中で今週は、注目イベントを多数控えており、それらがどう市場に影響してくるかといったところ。
24日に米国のナスダック100指数のリバランス実施、25日に米FOMC(米連邦公開市場委員会)やIMF(国際通貨基金)の世界経済見通し。
26日にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長会見、米国の6月新築住宅販売件数。
27日に米4-6月期GDP(国内総生産)速報値、28日に米国の6月個人所得、などの発表が予定されている。
国内では、27日-28日に日銀金融政策決定会合、28日には植田日銀総裁の会見が予定されている。
とくに、週後半は、FOMCの結果や日銀会合の結果を消化することがあり、振れ幅が大きくなる可能性がある。
日銀会合に関しては政策修正の有無が焦点、直近で修正に対する警戒から円高が進んだ分、現状維持なら円安に振れて日本株の買い材料へ。
FOMCがややタカ派と受け止められ、日銀会合は現状維持、米金利が高止まりしてグロース株にやや逆風も、円安が進んでバリュー株に買いが入って日本株は堅調というのがメーンシナリオ。
しかし、日銀の政策修正があった場合には大幅安は避けられないし、米株が大きく調整した場合にはそのあおりは受けやすいといったところ。
また、米株市場に続いて国内の企業決算も本格化していくなかで、個別でも上下値幅のある展開となっていきやすい。
安川電機<6506>やファーストリ<9983>の決算後の反応を見る限り、高値圏の銘柄は、材料出尽くし感が先行しやすいようで注意はしたい。
テーマ株物色については、岸田首相は「ChatGPT」をはじめ、急速に活用が広がっている生成AIなどの先端技術分野に対して、支援を強化することを表明しており、AI関連などテーマ性のある銘柄などでの短期的な物色も意識されそうだ。
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