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国内での手掛かり材料に欠けるなか米国中心に外部環境を材料視。
今週から本格化する米企業の決算、不安定にある為替の動向に一喜一憂か。
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東京市場が3連休中、米株市場は堅調で、前日(17日)は主要3指数(NYダウ、S&P500、NASDAQ)そろって年初来高値更新ともなった。
米株高の流れを引き継いで東京市場も買いが先行、日経平均は早くに323.33円高の32714.59円まで値を上げる場面があった。
ただ、その水準では買いが一巡、前場は2桁上昇にとどまり、後場にはマイナス圏に沈む場面もあった。
とはいえ、下値も底堅く、大引けは102.63円高の32493.89円となった。
さて、今週は、国内での手掛かり材料に欠けるため、米株市場中心に外部環境を材料視する動きとなるだろう。
本日も動きからも、そうした動きが見られた。
国内では企業決算も少なく、一足先に今週から本格化する米企業の決算に注目が集まりやすい。
18日にはモルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカの決算が控える。
人材削減や預金流出を抑え込むための金利引き上げなどを背景にコストがどれ程増加しているかといった点が注目されている。
インフレに対する懸念が収束しつつある今、市場の関心は再び景気に移ってきており、景気動向を敏感に映す銀行の決算への注目度は高い。
モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカの決算の内容次第では相場のムードが大きく変わる可能性もある。
引き続き米経済は底堅いといった見方が強まれば景気敏感株やバリュー(割安)株が買われやすくなるだろう。
しかし、反対に景気減速懸念が強まるようだと、金利低下を通じてハイテク・グロース(成長)株買いへ。
ただ、翌週には日米の金融政策決定会合を控えているため、いってい程度の買いにとどまりやすくもあるか。
その他に電気自動車のテスラや動画配信サービスのネットフリックスの決算もバリュー株とグロース株の物色動向を決定づける一つ。
国内では、今週こそ目立ったイベントは無いも、来週に日銀の金融政策決定会合を控える。
その前に、為替が不安定にあることが不安要素、引き続き為替の動向に株価は左右されてしまうか。
そうした状況下のなか、チャート状での日経平均は、上向きに転じた5日移動平均線(32290円)をサポートに地合いは改善傾向か。
いっぽうで、25日線(32970円)を下回っての推移が続いており、25日線を回復しなき限りは、上に振れにくいといったところ。
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