みなさん、こんにちは。
東京市場前場概況と後場の見通しをお伝え致します。
前場の日経平均は大幅反落(316円安) 米ハイテク株安など重しに
前週末10日の米株市場でNYダウは上昇もハイテク株主体のNASDAQが下落。
米ハイテク株安が重しになるなどし、東京市場も朝方から売りが先行した。
日経平均も120円の下落幅で寄り付き、指数寄与度の大きい銘柄群が軟調で下落幅を拡大する展開。
一時は400円超えの下落幅、27200円台まで値を落とす場面があった。
その後も戻しも限定的に、前場の取引は300円超えの下落幅、27300円台半ばで終えた。
日経平均前場終値は-316.17円の27354.81円。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がりは580、値下がりは1163、変わらずは91。
業種別では、値上がりが9業種、値下がりが24業種。
値上がりは、鉱業、石油・石炭、銀行など。
値下がりトップは、精密機器、繊維、化学。
後場の見通し
前週末の米ハイテク株安が重しとなり、前場の東京市場は売られる展開にあった。
米株安のほか、日銀の政策修正を巡って、次期総裁のスタンスの見極めもこれから。
前週末は日銀人事を巡り日経平均先物が激しく上下していた。
それもあり、積極的な押し目買いも、手控えられているか。
(政府が次期総裁に経済学者の植田和男氏(元日銀審議委員)を起用する方針を固めたと報じられると急落、本命とされた雨宮正佳副総裁と異なる人物に反射的な売りが出たかっこう、その後、「現在の金融政策は適切、緩和継続が必要」との植田氏の発言が伝わり、いったん下げ幅を縮小していた。
後場も、売り優勢の展開が続く見通しにあるが、日経平均の下値は、移動平均の75日線(27291円)が下値のサポートに機能しそうだ。
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