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日経平均は27500円どころでの底型さを示して終了。
明日の週末もこの水準を維持して値を固めれるか。
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本日の日経平均は4日続落となったものの、下落幅は小幅にとどめて、心理的な節目27500円を維持した(終値は22.11円安の27584.35円)。
前場の早い時間帯に、27400円台前半まで値を落とす場面もあったが下げ渋ったかっこうで、27500円どころでの底型さを示した。
指数寄与度の大きい半導体関連株が軟調だったいっぽうで、銀行や商社などのバリュー株(割安株)の一角に押し目買いが支え要因に。
足もと、前週に堅調だった米雇用統計を受けて、米金融政策の先行き不透明感が増しており、相場は明確な方向性を失っている。
米金融政策動向を見極める上では次の米消費者物価指数(CPI)の関心が高く、来週14日に発表まで、方向感に欠く値動きが続きそうだ
(8日の米連邦準備理事会(FRB)高官による発言がタカ派寄りだったで、金融引き締め長期化への警戒につながった)
そうしたなかではあるが、国内企業の決算発表が佳境入りで、決算跨(また)ぎの短期売買も引き続き活発にある。
発表された内容に応じ個別株は明暗を分ける展開にあるが、好業績銘柄が明日も指数の下値を支えるか。
明日の週末、日経平均は心理的な節目27500円より上で終えて、定着させることが出来るかが注目される。
この時、本日に割れた移動平均の5日線(27615円)を回復することも出来れば、やや遠のいたと感じる28000円も再び意識されやすい。
日経平均が本日、5日線割れで終えたいっぽうで、マザーズ指数が小幅ながらプラス圏、グロースコア指数は下落したとはいえ、両指数とも5日線を維持。
指数がトレンドを維持するなか、個別でも中小型は、強いトレンドを継続している銘柄の動向は変らず注視していきたい。
本日の米株市場については下げ渋る展開と予想される。
前日8日は米連邦準備理事会(FRB)高官による発言がタカ派寄りだったで、金融引き締め長期化への警戒につながった
ただ、今晩の新規失業保険申請件数は前回から悪化が見込まれており、金融政策絡みの売りは一服しそう。
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