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地合い悪のなか好決算などを材料に強い動きとなる銘柄は見られる。
そうした材料株やテーマ性を重視しトレンド乗る銘柄に勝機あり。
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本日の東京市場は、米CPI(消費者物価指数)の発表を前に買い手不在のなか、やや売り優勢に推移した。
日経平均は、寄り付いたあと、しばらくは前日終値近辺でもみあっていたが、徐々に下方向に振れた。
その後は下落幅を3桁に乗せた水準でのもみあいが続くなか、安値引けで本日は終了した。
動きとしては、売りが強かったというよりは、買いが引っ込んでいるといった状態で大崩れはなかった。
(日経平均の終値は159.41円安の26237.42円)。
さて、明日の東京市場は、かねてから警戒感の強かった米9月CPIを受けての米市場の流れを引き継いでのスタートとなる。
市場予想は、総合で前年同月比8.1％上昇と小幅に伸び鈍化を予測、コアでは同6.5％上昇で前月と比較すると加速が見込まれている。
前年同月比での伸びが前月の8.3％上昇を上回ると株式市場にとっては大きな問題になると、指摘する声がある。
警戒感がかねてから強かったぶん、これ受けてアク抜けと期待する見かたもできるが、その持続性には疑問符がつく。
つまるところ、市場の関心事は金融引き締めだけでなく、世界経済が抱える複合的なリスクに警戒感を抱いているか。
それは、ウクライナ情勢を巡ってのロシアによる核兵器の使用リスクや、一段の経済制裁などを通じたエネルギーインフレの再来。
それによる企業業績の想定以上の落ち込みや、英国債市場を中心とした金融市場の混乱の連鎖などが挙げられる。
こうした、いったん生じると大きな波乱に繋がりかねないような不透明要因が今は同時的・複合的に生じている。
そのため、仮に、米CPIの結果を受けて、金融引き締めの懸念が後退したとしても、一時的なものにとどまるかもしれない。
そうした状況下のなか、引き継ぎ、強いトレンドを築く銘柄に乗るほか今はないか。
地合いは決して良く無いが、好決算を材料に強い動きとなる銘柄は見られ、そうした材料株。
また、本日はやや利益確定売りが目立った、「リオープン関連」や「インバウンド関連」の押し目。
その他に成長期待の高い「電気自動車(EV)関連」や「自動運転関連」や「メタバース関連」など期待値の高いテーマ株の動向も注視。
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