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13日に発表の米消費者物価指数(CPI)までは腰の入った買いが入りづらい。
明日も全体としては、方向感に欠ける展開が続きやすい。
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本日の東京市場は、上値では売られ下値では買いが入るといった動きを繰り返して方向性に欠く展開にあった。
日経平均もプラス圏とマイナス圏を行き来するなか、大引けでは小幅ながらマイナスで終了した(終値は4.42円安の26396.83円)。
さて、市場の関心事は、13日に発表の米消費者物価指数(CPI)、これまで波乱を生じさせた注目指標だけに、見極めたいとする向きは多い。
市場予想は、総合で前年同月比8.1％上昇と小幅に伸び鈍化を予測、コアでは同6.5％上昇で前月と比較すると加速が見込まれている。
前年同月比での伸びが前月の8.3％上昇を上回ると株式市場にとっては大きな問題になると、指摘する声がある。
つまりは、インフレ率の鈍化が確認されなければ市場にとってはネガティブ材料となるといったところ。
基本的には、この結果が出てくるまでは、腰の入った買いが入りづらく、やや売りが優勢に傾きやすいか。
今晩も、13日のCPIの発表前に、今晩に米9月卸売物価指数(PPI)と米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(9月20－21日開催)の公表がある。
PPIは市場予想が前年同月比7.3％増、前月比0.2％増となっている。
また、多くのFRB高官から利下げ転換期待を打ち消すタカ派な発言が相次いでおり、PPIの結果もだがFOMC議事録の内容にも注目が集まる。
13日のCPIの発表の前に、米株市場が今晩、どういった動きになるかも気になるところだ。
物色面では、金融引き締め懸念が継続している上、景気後退の不安が大きく、ハイテク株やグロース(成長)株に売り圧力が強い。
ただ、その反面で、リオープン(経済再開)に対する期待から、内需関連株は底堅く推移している。
続き、リオープン関連、インバウンド関連の銘柄に物色が広がっていくと期待。
その他、次第に本格化していく決算を前に業績への安心感の高い銘柄の動向にも注視。
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