今年のここまで、なかなか定着できていないのが26週移動平均線。
明日の週末、26週線維持で、先に期待をつなげられるか。
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本日の日経平均は反落となるも、下落幅は2桁にとどめて、下値は底堅くあった(終値は44.01円高の27413.88円)。
朝方には、200円超えの下落幅となる場面あるも、その後は下げ渋る展開に。
前日の米株市場は主要3指数が揃って下落も引けにかけて下げ渋りと底堅く支え要因になったか。
また、外為市場でドル/円が130円台に乗せるなど円安基調だったこともポジティブに受けとめられた。
ただ、心理的な節目27500円を前にして上値は伸び悩んでもいる。
現状、節目27500円、4月21日の戻り高値(27580円)を超えていくには材料不足といったところか。
前日(1日)の米国では、注目されていた米ISM製造業景況指数が予想を上回る改善を示した。
これにより、連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制に向けた積極的な利上げサイクルを軌道修正することはないとの見方が強まった。
さらに、一時は落ち着いていた原油価格が再び上昇指向、インフレ圧力を強める要因として気にされた。
米長期金利の動向に加え、原油価格の値動きが不安定で、日本株も積極的に上値を買う雰囲気には至っていない。
今晩も米国では、ADP雇用統計や新規失業保険申請件数が発表される。
これらが、強い内容なら明日の雇用統計の改善も期待されるところ。
しかし、前日同様に、経済指標の結果が、FRBによる引き締め加速の後押しとなる要因にも。
金利高を背景とした売り優勢となる可能性があるか。
その他、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国の会合への注目度も高い。
原油相場も手がかりになりやすく、前日までの上昇が抑えられれば、過度なインフレ懸念を弱められるか。
今晩の米株市場については、上値は続き追いにくいも、下げ渋りの展開と予想する。
今晩の米株市場の動向を受けて、明日の週末の日経平均は、週足チャートの26週移動平均線(27320円)を維持して終えれるかに注目。
今年のここまで、なかなか定着できていないのが、この26週線。
とりあえずは明日、これに乗せて終了し、先に期待をつなげる動きとなってほしいところ。
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